内容(「BOOK」データベースより)
ローマのカタコンベに副葬され、異教からキリスト教への変遷を映し出す金箔ガラス。貿易港や保養地として栄えたプテオリとバイアエのランドマークを描く景観カット付球状瓶。文献史料からは明らかにならない庶民の宗教、暮らし、願いを鮮やかに語りだすガラスの世界。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
藤井 慈子
ローマ時代に日用品として庶民の生活に浸透したガラスと、そのガラスに残された装飾一図像や銘文を研究テーマとする。とりわけ三~四世紀(帝政後期)のガラスには、庶民の願いや関心を映し出す興味深い装飾があり、記録を目的とした文献史料とは別の視点で、異教からキリスト教への過渡期にあたるローマ世界を切り取れると仮定し、注目している。広大なローマ帝国で製造されたガラスを研究するにあたり、ヨーロッパ各地(とりわけイタリアとクロアチア)で実見調査につとめ、世界各地の研究者との交流も深めている。上智大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程単位取得退学。博士(史学)。2002~2005年日本学術振興会特別研究員、2005~2006年イタリア政府奨学生。国際ガラス史学会(AIHV)、日本ガラス工芸学会に所属。現在ローマ在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)