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ガムの起源 ~お姉さんとコロンタン
 
 

ガムの起源 ~お姉さんとコロンタン [単行本]

前田司郎
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

お姉さんとコロンタンは「ゴルフのはじめて」を探すために中世ヨーロッパの空を飛んでいました。だけどお姉さんたちはさほど「ゴルフのはじめて」に興味がありません。まとまりを欠き始める小説。作者の前田は2人の前に降り立ち、どうにか話を立て直そうとしますが、この世界では作者の力はあまりにも非力だったのです―。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

前田 司郎
1977年東京生まれ。劇作家、演出家、俳優、作家。和光大学在学中に劇団「五反田団」を旗揚げ。2005年『愛でもない青春でもない旅立たない』で小説家デビュー。08年、戯曲「生きてるものはいないのか」で第52回岸田國士戯曲賞受賞。09年、『夏の水の半魚人』で第22回三島由紀夫賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 289ページ
  • 出版社: 光文社 (2011/4/19)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 433492753X
  • ISBN-13: 978-4334927530
  • 発売日: 2011/4/19
  • 商品の寸法: 19 x 13.2 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 674,328位 (本のベストセラーを見る)
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辛酸なめ子の描き下ろしイラストを多数使用して「まんがはじめて物語」パロディは、前田や前田父も登場して不条理世界突入で大成功。残酷な中世の「ゴルフ」や「地獄」創世記も楽しく、閻魔大王的な人や鬼たちも愉快。特に、大木家でもお馴染みの地獄は、いまや前田司郎の絶好のモチーフになっている。コロンタンは恐すぎだが、ジャンヌダルクな女性であるオッパイマルダシは魅力抜群。
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前田司郎氏の最新作ということで、発売と同時に入手した。

今回もくだらない感じの物語なのだが、くだらなさの突き詰め具合が甘いように感じた。
「コロンタン」という白い不気味な生物は、それなりの知性があるにもかかわらず、食糧として人間に飼いならされている。
この謎の知的生命体は、個体としての記憶をもたず、すべてのほかのコロンタンと記憶を共有している。
つまり、コロンタンというのは「総体」として存在している、という設定、のようだ(違ったらすみません)。

そんなコロンタンとアラサーの空気読めない感じのお姉さんが言葉の起源をもとめて時空を旅する。
前田司郎の小説では、目に見えない「愛」とか「記憶」とか考えすぎてひっくり返って堂々巡りするような流れが特徴で、小説的な枠組みが非常にあいまいである。
枠組みがほんとにプレハブしかなくて、その中に原石がゴロンと転がってる。
そこがとても個人的には好ましいと思うところだが、本書では、その特徴がかえってコロンタンの面白みを半減させているように思えた。
非常にもったいない。

いちばんおもしろい、おいしい部分がさっさと出てきちゃった寂しさがあった。
登場人物の「オッパイまるだし」が大事なおっぱいを常に丸出しにして、もったいない感じに似ている。
そこまで前田氏が考えているとしたら、それはそれであっぱれだ。

次回作を楽しみにしている。
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