1982年発表。すべてを日本人メンバーで固めたアルバム。 このアルバムで感じられる特徴は2つ。一つは1979年に発表されたビル・ブラッフォードのソロ・プロジェクト『One Of A Kind』を完全に意識していること。そして、他レビューアーご指摘の通り極めてプログレッシブなアプローチがされているところだ。 もともと、ビル・ブラッフォード自身がYES出身であるし、『One Of A Kind』を分析すればプログレ・ファクターが随所に埋め込まれているのは当然かもしれない。本作は香津美のギターよりも脇を固めるメンバーの音によりいっそう強いその影響が感じられる。ベースはジェフ・バーリン風の語調だし、ドラムの音はブラッフォード風に高くスココン流だ。キーボードのコード、音色も『One Of A Kind』に近い。違うのはアラン・フォールズワースのギター・アプローチだ。 そうはいいながらこのアルバムの完成度は極めて高い。日本人ミュージシャンの演奏レベルの高さを証明した最初のアルバムと言えるかもしれない。1と2が特に気に入っている。