全体として陽気なアメリカンオールディーズ色が出ていると思う。全曲同じような調子ではあるが、それゆえまとまりが良い。クールスの新曲すらやっと2曲出たところなのに、よくこれだけオリジナル曲を作れたものだと思う。佐藤秀光の個性的な歌声は曲によってまったく合わないとは思うが、この作品についてはほぼ本人作曲とあって比較的違和感なく聴ける(もっとハジけてもいいと思うが)。楽曲は大陸をツーリングしているような感じ、またはのんびりしたアメリカの田舎を感じさせるものが多い。もう一人の専属ボーカルManaは同じく声が個性的で、多彩な歌い方のできる人だと思う。
オリジナル曲のうち3曲で娘さんが参加(共作)している。「ハングリードッグ」は「笑わせるぜ」(クールスロカビリークラブ)、「レッツゴーダンス」は「ヴィーナス」(オリジナルクールス'90)が原曲。コーラスが半端な曲があるのが惜しいところで、もう少し厚みを持たせたくなる。ホーンとドラムのストレートな感じは好み。