ガイガーカウンターの仕組みや使い方、買い方、放射線の特徴、原発事故の概要等が解説してあり、
放射性物質やガイガーカウンターについて、いろいろと知ることが出来る。ガイガーカウンターの性能比較・評価はかなり読み応えがあった。
ただ、本書で言及されているガイガーカウンターは15種類にすぎず、50種類以上のガイガーカウンターが販売されている現状においては、いささか物足りない気がする。
また、ガイガーカウンターの比較・評価も、専門家やマニアの意見に基づき作成したものである。たとえば、国民生活センターでの性能テストのように、高性能のシンチレーターと性能比較する等の、もう少し客観的なデータを元に比較・評価して欲しかった。
更に、ヨーロッパ諸国に比べて緩いといわれている日本の食品暫定規制値を、「安全性・有効性が高いと考えていいだろう」とするのは、個人的にはどうかと思う。
とはいえ、総合的に見るとなかなかの名著だと思う。買っても損はない。