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本書はイラスト・写真などとともに、ガイア理論を分かりやすく解説している。ガイア理論の入門書と言えるだろう。学術的な内容でありながら、ラヴロックの文章は比喩が多く、退屈しない。また、イラストもポイントを分かりやすく表現している。
ガイアに関しては、「地球は一つの生命体である」としばしば比喩されるが、この意味するところは、温度や大気組成などを自己制御することが生命体・有機体と類似しているということで、地球が生命意思を持つ、また、そこから派生した宗教的・ニューエイジ的な意味はない。本書を読めばガイアは科学であることが理解できるだろう。最近は地球システム科学とも呼ばれ、学問的に探求されている。
入門書としては申し分ないが、学問的にガイアを勉強したい人には本書だけでは物足りないだろう。他のガイアおよび地球システム科学に関する文献も併せて読むことをお薦めする。
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