用途は筆記および絵描き用。
同社の手動の鉛筆削りを4つ持っています。(手動タイプはよくできてます。)鉛筆削りは、メーカーによって削った時の鉛筆のはらのライン(角度や深さ)が違うのですが、こちらは程良くカーブを描き、一筆目を入れた時の感覚が良いですね。これは意図的に作られているのでしょうか?
ただ、時間がかかる。静かさを強調するほど静かでもないし、静かにしたせいか削る速度が非常に遅いので鉛筆がブレる。音について気になる以前に、削り速度でまずイラつきました。これなら、多少うるさくても一瞬で終わる鉛筆削りの方が個人的には好みです。
そもそも、いちいちカッターや手動削り機を使うのが面倒かつ遅いからと自動鉛筆削り機を使っているのに、自動鉛筆削り機で「速さ」を犠牲にするというのはいかがなものかと思います。
あと、速度が遅くて軸がブレる為かわかりませんが、結構削りムラが出るんです。何度も削ってみましたが、高確率で出ます。鉛筆の片方のハラ部分が芯のギリギリ先まで被って描きにくくなる、アレです。ひょっとしたら、ちょっとした微調整で削り具合が変わるように「個体差」のせいかもしれません。ですが、数多くのうちのたったひとつのハズレ機種でも、私にとって「アイン」はこの届いた製品がすべてです。
それから最近の鉛筆削りは「無駄削りストップ」というおせっかいな機能が標準化していますが、この機能のせいで鉛筆のハラに削りカスが付いてしまう事が多くなった。なので、昔と違って今は鉛筆削りの横に拭きとり用のガーゼを置いています。昔の鉛筆削りは良かったなぁ。
名前の由来は「一番」とか道具にこだわる的なことを自信ありげに書いてありますが、そこまで自信たっぷりに言ったからには期待もしたので拍子抜けしたというのが本音です。まぁ、他の廉価向け鉛筆削りと比べたらそりゃ一番になるかもしれませんけど、そこまで言っててこんなもの?という感じがします、申し訳ないですが。そんな事を言ってなかったら厳しくは言わないのですが、制作者の鉛筆削りに対するこだわりレベルがわかる感じがします。
私自身、鉛筆削りにはこだわって何台も持っていて机には常に4台は設置して用途によって使い分けてますが、未だに言うことなし!と言える鉛筆削りには出会えません。こだわりを追求するカール事務器さんには、もっとこだわって出していただきたいです。そんな鉛筆削りがあったら、10万でも20万でも買います。まぁ、そこまでいくと「事務器」というよりは「画材」という感じがしますけどね。
…まぁ、鉛筆削りにここまで固執するのも珍しいかもしれませんし、そんな需要無いでしょ?と思われるかもしれませんが、デザイナーやらアニメーターやら趣味の絵描きやら、潜在的需要はあると思います。良い道具はいくら高くても欲しがる人は確実にいます。メーカーさんにはそんなこだわりの道具を是非作って欲しいと思いました。期待を裏切られた感があるので、今後に期待する意味を強く込めて辛口評価とさせていただきます。あと、一言付け足せばメーカーにメールを出したのに返事がなかったのもショック。
―ただ、カール事務器の手動タイプの鉛筆削りは、いくつか種類がありますがどれもよくできていますよ。これは本当にお勧めします。いいものは良い。こちらは、削りにムラが出にくいですし、カール事務器特有の仕上がりで、一筆目の感触が実に気持ち良いです。高級タイプを2つ持っていますが、ハンドルがめちゃくちゃ軽く、削り味の良さを物語っていると思います。仕上がりもほとんど文句なし。
こちらの詳しいレビューはここでは避けますが、電動手動のこだわりがなく、このメーカーの中で迷っているなら手動タイプの高級版をおすすめします。