トリノオリンピックで一躍有名になったカーリング。しかしスポーツとしての本当の魅力については、いまだ世間的認知は薄い。この書籍を読めば、あまりにも奥深いカーリングの世界の魅力に触れることができる。
本書は、生真面目な本人のキャラクターを反映した、とても誠実な書籍になっている。特にその並外れた練習量と試合中のプレッシャーのきつさについては、オリンピックでの完全燃焼の後の虚脱感から、一時的に第一線を離れるという本人の判断もやむなしと思わせるリアリティがある。
しかしながら、どうしても誠実であればあるほど、もっと自慢してよいこと、アピールすべきことが省かれてしまう。遠慮してしまっているのだ。ここはやはり、客観的視点として誠実なスポーツライター…生島淳あたりか…との共著にすべきではなかったか。
とはいえ、チーム青森のファンである僕は、読んでいるうちに何度か涙を流した。
帰ってこい小野寺!