ここに書かれていることは大切なことです。
犬の気持ちを知り、ストレスを軽減するために役立つと思いました。
犬に触れるだけでなく、近くでいっしょに横になるといった犬に寄り添うコミュニケーションの重要性も説かれていて、
著者のアドバイスには、体験的に納得できる部分も多いです。
ただ、この本で取り上げられている犬のしぐさを全部「シグナル」というくくりにしていいのかなぁと疑問です。
犬は信号(signal)を送ろうとしているわけではなく、「つい、こうなっちゃいました」という感じのものもかなり含まれているのでは…。
たとえば、犬が体の向きを変えるのは、「少し落ち着こう」というシグナルだと解説されています。
でも、これはストレスを感じていて、自然にそうしているだけではないかと思います。
こうした犬のしぐさを何でも信号だと思い込んで、「どんな意味だろう」と考えすぎると、逆にコミュニケーションが難しくなるのでは……。
直感を大切にして、あまり堅苦しく考えないようにしよう、と私は思っています。
※他に、犬の言葉を分析したコンパクトな参考書としては、堀明さんの『
イヌの行動 定説はウソだらけ』がオススメです。
(本書と同じくらいの値段で、10倍以上の情報量があります)。