車を主人公にしてしまう発想も凄いのだけれど、それ以上に、車しか存在しない世界を作り上げたという点がスゴイ!! 人間と車(主人公)という関係でなく、車そのものに“人生ドラマ”を演じさせてしまう。
ストーリー自体は、レースで勝つことにしか興味のない自分勝手な主人公が、アメリカにありふれたスモールタウンに迷い込み、人々の温かさに触れ合いながら大切なものを得ていくという、旧きよき時代からのハリウッド映画の定番。これを少しも古いと思わせずに最後まで見せ切るのは凄い才能だと思う。
「勝ち負けだけがすべてじゃない」というテーマ。そして、「都会=悪、田舎=善」という、ハリウッド映画にありがちな図式になっていないのが偉いね。
もちろん、CG技術は最新そのもの。今作の目玉は、自動車の光沢を再現する光線透写と呼ばれるテクニック。夜のネオンが車のボディに写るシーンなんて凄いを通り越して脅威です!! また、光沢だけでなく、砂ぼこりや車内のサビまで本物そっくりに描写されており、もはやCG映像だと意識させないほど自然。
タイヤやオイルメーカーのパロディの他、小ネタが満載で、ある程度分かりましたが、これらの小ネタが全て分かる人が羨ましい。あと、ジミヘンのアメリカ国歌は面白かった。
例によってエンドクレジットでは、パロディ満載で、本編以上に楽しめるかもしれないので、最後まで観ましょう。
5,000セット限定生産の本商品は、絶対買いです。 DVDオリジナル短編アニメーション「メーターと恐怖の火の玉」が早く観たい!!