カンボジアビジネスの入門書でサラりと読める。日本企業のカンボジアビジネス進出に際して、必ず押さえておきたい現在のカンボジアの状況を大枠で解説しながら、著者がカンボジアで3年半生活した中での具体的な事例や体験などが中に散りばめられていて、そこに好感が持てた。第5章の2つの日本企業進出事例では、ちょっと意外な事業者がピックアップされていて非常に興味深い。難点は、全体的にポジティブな結論付けが多く、「カンボジアでは何をやっても成功の可能性がある」と言い切る部分、ノリが軽すぎて深みがない。「そんなにカンタンな訳がないはず」と逆に身構えてしまう。カンボジアビジネスの書籍資料として、あまり多くを期待しないで読むにはピッタリ。