村上龍氏出演のテレビ東京系の番組の書籍化、第2弾。
第1弾でも感じていたことであるが、村上龍氏の翻訳機能。
「企業経営」というジャンルでこの国でトップを走る人たちの価値観や、判断の基準はいくら伝えようとしたところで、その立場、その場面に立ってみないと、とても実感できるものではないと思う。
その上、登場する社長は現時点で成功した会社のトップであるため、より「結果論」としてのお話になってしまうのは、書籍であれば致し方ないところだろう。
ただ、この番組でホストを務めるのは村上龍氏である。
経済小説でもかなり取材を重ねた詳細な作品を世に出している龍氏だけに、実際に企業を経営している立場と、その立場に対して興味を持つであろう一般人の間を絶妙の切り口でつないでいる。
言語能力という点を加味すれば、龍氏以上にこの番組のこの役割を全うできる人がいるとは考えにくい。