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カンバセイション・ピース (新潮文庫)
 
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カンバセイション・ピース (新潮文庫) [文庫]

保坂 和志
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (22件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

小説家の私が妻、猫三匹と暮らし始めた東京・世田谷にある築五十年の一軒家。友人が経営する社員三人の会社が間借りをし、妻の姪も転がり込んだ。にぎやかだがゆったりと流れる日常のなか、お盆にやってくる陽気なイトコたちの昔話や、同居人たちとの会話から、かつてそこで暮らした人々の記憶が立ち上る。濃密な時間が流れ、過去と現在がつながり、生と死がともに息づく長篇小説。

内容(「MARC」データベースより)

幼少時の記憶や一族の歴史が「気配」として今も息づく古い家に暮らすことになった作家の「私」は、時空を超えた生のシンフォニーを聞く…。『新潮』連載に加筆し単行本化。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 498ページ
  • 出版社: 新潮社 (2006/03)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4101449244
  • ISBN-13: 978-4101449241
  • 発売日: 2006/03
  • 商品の寸法: 15 x 10.8 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (22件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 314,895位 (本のベストセラーを見る)
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最も参考になったカスタマーレビュー
10 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 「カンバセイション・ピース」はとても評判の良い小説だ。初出の際も、各紙の書評で多く取り上げられていたが、なぜか皆さん、横浜ベイスターズに関する記述の部分はまったく無視。弱小球団なのでポピュラリティがないってことか?ああ違うな単純に関心が無いってことですね。書評を読むとまるで家と猫だけの話のようだが、結構な割合で横浜スタジアムでの観戦模様が描かれている。(というか「ほぼ日刊イトイ新聞」で保坂和志は「この小説はローズ引退の話」と言い切っているではないか!)
 シーズンは2000年。まだ1998年の優勝イヤーの残り火が燻っている年で、もちろんローズもいる。主人公と観戦仲間の会話(かなりマニアック)や応援風景は、当時の横浜スタジアムの雰囲気を良く伝えている。主人公の贔屓は何といってもローズであり、ここら辺は多くの横浜ファンの共感するところだろう。
 結構ボリュームのある本で、大半は家と猫なのですが、ベイファンは是非、横浜の記述の部分だけでも拾い読みしてみてください。(だいぶ前の話になるけど、丸刈りローズが日本に出戻って、キャンプ1週間位でロッテをやめた時は本当に悲しかったなぁ。もっと悲しいのは、ベイのチャンス時に流れる亡霊ローズの応援曲だけど)
このレビューは参考になりましたか?
8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By take
形式:文庫
初めて保坂和志を読むならば、この一冊から入ると厳しいかも。

初めての方は「プレーンソング」から。

保坂和志は「終わらない日常」を書くのだけど

今作の特徴はなんといっても、「関係性」に対する主人公の考察である。

「プレーンソング」は登場人物たちの日常“だけ”を描いていたけれど

それがより深化され、過去と現在と視覚と聴覚といった

『「五感」で「感じる」ってどういうことなんだろう?』

という疑問に対する主人公(に身を変えた作者自身)の“答え”が

この本に全て含まれている。

ただ、それも現在進行形のものであって、

「完璧な答えを求める」人や

ちょっと「小うるさい哲学なんて聞きたくねぇ」って人には

不満が残ってしまうので、人を選びます。

ただ、それも「空気感を描いている」んだとすれば

それもまたアリなのかなって気分になっちゃいますね。
このレビューは参考になりましたか?
13 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 小説というものについて、それの存在について考えて小説を書く人は今ではほとんど見かけないが、保坂和志は、その残された少ないうちの一人である。

この小説を読んで「わー面白かった」という人は少ないかもしれない(というかほとんどいないと思う)。

それでも、この小説にはなにか人を引き込む、というか別の日常を身体的に知覚させるような、力がある。

 実際読んでみると、長くてダラダラしてる、と思うかも知れないが、そのときは投げ出してしまってもいいのではないかとも思う。

投げ出したところで、結末が気になるなどと思うものでもないし、一度投げ出しても必ずもう一度読みたくなるはずだからだ。

 カンバセイション・ピースは、そんな保坂以外の誰にもない不思議な魅力をもった一冊である。
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最近のカスタマーレビュー
どこまでも
この小説を読んでいると、自分の感覚がずっと遠くまで伸びていくような気がする。
球場で野次を飛ばす場面があまりにも素晴らしく、泣いてしまうほど。
投稿日: 2010/2/28 投稿者: sk
箱庭と日向の、猫のための閉じた理想郷ですごす体験
... 続きを読む
投稿日: 2009/2/20 投稿者: まる・ち
新しいコンセプトなのはわかりますが、私には「上級」すぎた。
新しい小説の企み、というか、斬新なコンセプトであることはよくわかるのですが、私にとってはちょっと「高級すぎる」かなあ。... 続きを読む
投稿日: 2008/5/20 投稿者: ゆりさ信介
なにもおこらない
なんにもおこらない。ただ世田谷の大きな家で、ネコと後輩の会社(3名)と姪、妻との会話が続く作品。そこに家に関係する親戚がやってきたり、横浜球場へ野球を見に行くこと... 続きを読む
投稿日: 2006/11/5 投稿者: hiraku
山無し落ち無し意味も無し
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投稿日: 2006/8/25 投稿者: 理系の文系
短編だったら、、、
タイトル通り、ばらばらの Conversation Piece... 続きを読む
投稿日: 2006/3/20 投稿者: 唐沢 大
横浜ベイスターズファンはフムフム読めるはず
... 続きを読む
投稿日: 2005/7/13 投稿者: 盥アットマーク
やっぱり、小説の方が上
ついこのあいだ、『小説の自由』に興奮して、生まれて初めてここのレヴィーを書いたときに、「小説より面白いかも」と書いてしまったんですが、やっぱり保坂和志さんは、小説... 続きを読む
投稿日: 2005/7/8 投稿者: takagi reiko
保坂 和志 『カンバセイション・ピース』の世界
読み始めた当初は、戦前の大家族をノスタルジックに再構築する「私」の欲望をキッチュに体現する物語なのかと思ったが、どうもそうではなさそうだ。それは「私」が批評精神を... 続きを読む
投稿日: 2004/9/26 投稿者: あむばる
記憶と呼応する感覚器
保坂さんは、私-感覚器-世界、という捉え方を猫のような感覚器の鋭い動物をまじえて、ずっと描いてきた方だと思うけれど、ここではさらに、私-感覚器-記憶-世界、という... 続きを読む
投稿日: 2004/3/4 投稿者: "harukatabi"
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