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カントの自我論
 
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カントの自我論 [単行本]

中島 義道
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

「私とは何か」をたったひとりでごまかさずに考えるための本。

内容(「MARC」データベースより)

超越論的観念論を「超越論的独我論」として読むこと、「私の身体」を機軸に据えること、知覚ではなく「想起」を世界認識・自己認識のモデルにすること。この3点を柱とした、「私とは何か」をたった一人で考えるための本。

登録情報

  • 単行本: 346ページ
  • 出版社: 日本評論社 (2004/04)
  • ISBN-10: 4535562121
  • ISBN-13: 978-4535562127
  • 発売日: 2004/04
  • 商品の寸法: 19 x 13.4 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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25 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
集大成 2004/5/6
By カスタマー
形式:単行本
 哲学史上、「自我論」は数限りなく輩出されている。しかし、「自我」と言いながら、具体的な、人間的な自我について語っているものがどれほどあるだろうか。とりわけ、カント研究におけるおびただしい数の「自我論」において、私達の日常生活と密接に結びついた、体感できるような自我論に目を通したことがあるだろうか。

 中島氏はこのようなカント研究に対して以前から疑義を呈していた。私達の生活感覚から乖離した自我論に一体何の意味があろうか。「超越論的統覚」についてどれほど高尚な理論を構築しようとも、それが身にしみて理解できない限り、単なる論理的な遊戯にすぎまい。氏にとって哲学をするとは、常に生活している「人間」を捉えなおすことである。この書を読む者は、「哲学することを学ぶ」とはいかなることかを再考させられるであろう。

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17 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By raywayne トップ500レビュアー
形式:文庫
この本は“純粋理性批判”を読む前にその理解を助ける指針として読み、後で内容をよりいっそう理解するために読んでも役立つ本だと思います。 カントの自我論−自己とは何か、に焦点をしぼって書かれてあります。 自己と他者、自己は世界をどのように見、認識できるかがカントのテクストに沿って掘り下げられています。 デカルト以来のコギトの考え方ですね。 真実とは何か、という言葉を人は口にしますが、そもそも自己というものが何か分からない限り真実があったところで自分はそれを知りえるのか、どうやって知りえるのか、知ったところでそれがなんの役に立つのかもわかりません。 これは一種の人間の盲点というもので、だからカントは自己というものを徹底的に見つめることの重要性を説いたのでしょう。 筆者も言っている通り、かなり抽象的で難しい内容なのですが、私のような素人でも何とか理解可能なレベルで書かれています。 ありがたいのは全体の章の中で、どの部分から読んでいったら分かりやすいかが初めに記してあるところ。 

とにかく“純粋理性批判”だけは、ある程度の解釈本を読んでから実物に挑戦しないと難しすぎます。 この本にはそういう意味で助けられました。 ただし、この本はあくまでも“自我論”に的を絞って書かれた本なので、これ一冊でカント哲学の全貌を捕らえることはできません。  巻末に、カント学者として、あるいは人間としての中島氏の苦悩がこの本を生んだ、その軌跡が短いけど切実な文章で書かれていてけっこう感動的でした。
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11 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By USC VINE™ メンバー
形式:文庫
 数年前に他社から出されていたものを加筆して書かれて出版されたものです。難解で挫折する「純粋理性批判」を読むために(独学で)書かれた本です。これを手がかりに「純粋理性批判」を読むことが出来ます。巻頭にも書かれていますが、予め「簡単に読める場所は無い」と断り書きがあるのでそれを覚悟の上、チャレンジして下さい。一般にある「純粋理性批判」の解説とは色合いが違います。自我論という側面から書かれていることは評価出来ます。
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