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ドヴォルザークの「チェロ協奏曲第2楽章」やモーツァルトの「弦楽三重奏のためのディヴェルティメント」が、ジョビンやタン・ドゥンやシルクロードと同居する面白さは、想像以上にスリリングだ。演奏の一つひとつも、本当にすばらしい。例えば、「タイスの瞑想曲」(アルバム『パリ~ベル・エポック』から)。こんなにポピュラーな何度も耳にしたような小さな曲で、胸を突かれるような大きな感動を味わわせてくれるのは、ヨーヨー・マだけだろう。どの演奏も、単に感動するというよりは、痛みが伝わってくるくらいに切実で自由で、感覚に直接訴えてくる。これまでの彼をよく知っている人にも、このベスト盤はぜひ一聴をおすすめしたい。(林田直樹)
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