「喜劇は〜」で阿仁谷先生の作品を初めて読んで以来、どっぷりハマった
阿仁谷ワールド。新しく発売されるコミックスを楽しみにしていましたが
ちょっと期待ハズレ。
内容は「ナイチンゲールは夜に啼く」が5話、「カンゴク69」が2話+
描き下ろしが収録されています。どちらの作品もH満載。
一目惚れの相手の後ろに花が咲いて見える、なんて一見使い古されたような
表現も、阿仁谷先生らしい見せ方で本当に素敵でしたし、表情の変化、個性
的な脇キャラは健在。
ですがナイチンゲール〜は5話もあった割に、いつも先生の作品を読んでいて
感じる”いつの間にか感情移入していた”が全くありませんでした。ドキドキ
したり、感動したりする要素はたくさんあると思うのですが、盛り沢山のHが、
逆にストーリーを盛り下げているように感じます。
ピアスから出ているのでH重視も仕方ないのでしょうが、Hがなくても表情や
雰囲気だけで十分にエロさを表現できる先生なので、ここまでのものは必要
なかったのかも。阿仁谷ユイジの”良さ”が半減しているように思います。
ナイチンゲール〜の最終回、終わり方が本当に素敵だったので、ちょっと残念。
もっと先生らしい心理描写で、じっくり読ませてほしかった。
H重視で読まれる方には問題なくお勧めします。しかし、初めて阿仁谷先生の
本を購入されるなら、喜劇〜か、Mr.コンニエンスをお勧めします。