監修・鏡リュウジ氏に拠る冒頭、「前世占星術とは」に、「本書は、一読してわか
るように、オーソドックスなホロスコープ占星術に「前世」という視点をとりいれて
解釈を拡充するという試み」とあります。
鏡氏はこのなかで、「占星術がいっぱしの『学問』として立ち上がろうとするとき
に、前世は噛み砕きにくい小さな石だった」としながらも、「前世の占星術は現代占
星術復興の過程において、無視できない位置にあったのも事実」とし、「ジュディ・
ホールは、こうした趨勢のなかにあって、知的な文体をもちながら前世の占星術を果
敢に展開してきた人物の一人」としています。
巻末の著者紹介に拠ると、Judy Hallは占星術師であると同時に霊能者、ヒーラーで
もある、「ロンドン占星術スクール」の講師だそうです。翻訳はヴァンミーター有貴
氏で、津田塾大大学院卒の、カナダ在住出版翻訳家だそうです。
序章「前世と運命」に、「本書の利用法」がまずあります。ここで著者は出生図を
理解する事、そして、エレメント(二章で詳述)、月(三章)、太陽(四章)、惑星
(五章)、アスペクト(六章)、12のハウス(七章)、月のノード(八章)を理解す
る事が重要であると論じています。
上記章以外の章は「カルマのレベル、種類」(一章)、21世紀幕開けのチャートの
リーディング(九章)、前世と幼少期(十章)、人間関係(十一章)、そして肉体
(十二章)について書かれています。十〜十二章も、それぞれのテーマに関わる、具
体的な天体やハウス、アスペクトにかんする記述があります。