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カルト漂流記 オウム篇
 
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カルト漂流記 オウム篇 [単行本]

早見 慶子
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

組織を支えたのは冷え切った消費社会を理想的な国にしようと、正義感に燃えた若者たちだった。元「過激派」の著者が体験したオウム真理教。それは関わるすべての人が真剣に生き抜いたダイナミックで壮大な物語だったのだ…。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

早見 慶子
元「戦旗・共産主義者同盟」メンバー。8年の組織活動と7年のアジト生活を経験。1993年の春、「キーレーン」のコンサートを通じてオウム真理教と出会う。その後、1995年の麻原彰晃逮捕まで交流。愛知県出身。東京理科大学薬学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 252ページ
  • 出版社: 彩流社 (2009/05)
  • ISBN-10: 4779114438
  • ISBN-13: 978-4779114434
  • 発売日: 2009/05
  • 商品の寸法: 18.8 x 13 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By DO
形式:単行本
前作『ILOVE過激派』よりマイルドな筆致だが随所にちりばめられた陰謀論が妖しく光る。
肯定的にオウムを捉える早見女史のテーマは真実の探求。闇に葬られた感のあるオウム事件を独自の視点で総括。内省的な思考を徹底させるという女性には珍しいタイプの作者の生き方は大変興味ぶかい。
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Xel
形式:単行本
過激派とカルト宗教。方向性は違うかもしれないが、批判を許さない観念を内在しているところはどこか通底している。カルト宗教の中での出来事と過激派の論理とを並列に並べて比較することができるのは、過激派に所属したことのある筆者ならではであろう。特に、過激派の総括と宗教での葛藤の比較や、構成員の質の違いの記述は興味深い。
ただ、筆者がオウムに近づく伏線なのかもしれないが、だらだらとブログのように単なる思いを書き連ねている部分が全量の半分近くを占め、しかも記されている思いの方向性が、今ひとつ明らかでない。そのため本書はあくまで「筆者がオウムに対して思ったこと」を記したものとして読まれるべきであって、カルトに関して知りたいと思って読むと内容が薄い印象を受けるだろう。
また、校正不足なのかもしれないが基本的な誤字脱字が非常に多いのが気になる。一度気になってしまうと、筆者独特のテンポのよい文章が台無しになってしまう。出版社の問題かもしれないが、本作りの詰めが今ひとつ甘いように思う。
このレビューは参考になりましたか?
8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
私は現在40代のサラリーマンです。私が20代の頃友人がオウムに出家しました。ですから、オウムは当時も今も人ごととは思えません。多くの信者は善良で真面目な人たちだったと思いますが、それがあんな事件を起こすとは・・・。強い衝撃を受けたのを思い起こします。
この本の著者は過激派出身者で、そのセクトを辞めて生きる目的を求めてさまよっていたときにオウムと出会ったと書いています。宗教を否定してきた組織に属していたにもかかわらず、オウムの信者達に会うごとに魅了されて,入ろうか入るまいか逡巡するところまで悩んだと。そのあたりのいきさつが書かれています。属していたセクトとの違いでは、部下の失敗を責める官僚体質と麻原の慈父性、女性が生き生きしていたこと、四無量心(嫌いな人の成功を祈る)の修行や、ネズミやゴキブリを殺さないことが印象に残っていたようです。
その後著者はオウムの変質を敏感に感じ取っていて、地下鉄サリン事件が起こる前に松本サリン事件がオウムじゃないかと推理していた様子も書かれています。そのあたりの洞察力は大したものがあるように思います。また、オウムが変質する過程には何か裏の組織の働きかけがあったに違いないと推論していますが、これはどうでしょう。
とにかく、オウムについては今も気軽に口に出せない雰囲気が残っています。こんな時代に、勇気を持って出版したんじゃないでしょうか。事件のあった当時に、オウムに衝撃を受けた人たちの中には、凄惨な事件の犯人が捕まって裁かれるだけでは割り切れない何かが残っていると思います。オウムを真正面から扱って、諸々の感情を汲み取って表現してくれている点がバッシングだけで終わりがちな他の本と大きく異なるところです。ぜひ、ご一読をお勧め致します。
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