オランダには、「日本での」知名度こそ低いが、おそろしいパワーを持った良いバンドが山のように存在する。例に挙げても知らない人の方が多いバンドだが、Gorefest(デス)を筆頭に、Sinister(デス)、Elegy(パワー)などいくらでも良いバンドがいる。まあ、そもそもメタルの地ドイツと隣接する国でメタルが栄えないはずはないのだが。いい加減気付け、某B○○○N誌。市場はどこにでも眠っているんだぞ。と、まぁ愚痴はここで止めるとして。
このバンドもオランダ発、スラッシュメタルだ。厳密にジャンル分け(する必要もないがあえて)するならば、デスラッシュと言ったところか。結成は2005年なのに発表作品は既に4枚とかなり積極的だ。本作は2008年の第4作にあたる。レビューを読まれた方、取りあえずは値段が下がるのを待ってから是非聴いていただきたい。どうして新人にここまで磨き上げられた音が作れるのか!と驚かれるはずだ。似たバンドを挙げることができないような、独特なギターリフだ。どの曲も速い。そして音質は良好ながらも、見事に荒削りな「やさぐれた」音を狙っている。
ちなみにこのバンド名は改名後の名前であり、改名前はOccultというバンドで半分デス・半分ブラックをやっていた。メンバーチェンジは行ったようではあるが、やはりもとの畑がデスブラックだ。演奏は超絶。そこにスラッシュの粗悪さを上手に組み込んだ形式で、一度聴いたら二度目以降は言わずもがな、あっという間にヘヴィロテになること間違いナシのよくできた作品だ。
超オススメ盤。