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激速ハードコアは世に数あれど、ここまで知性と凶暴性を兼ね備えた変拍子だらけ・変態まるだしな曲構成のセンスと奇跡的に融合した例は、ほかに知らない。
ここ数年よく耳にする「カオティックハードコア」の代表格とされているが、他のものと聞き比べても、明らかに彼らは異質である。単に変拍子をこねくりまわしている多くのバンドに比べ、意外性と凶暴性において、意識の置き方が全く違うのではないかと思える。ときに変化の多い楽曲は、聞き手にとっては退屈ですらあるという逆説を、彼らは知り尽くしている。その意味で、これまでとこれから、噴出しつづける「デリンジャー・フォロワー」のための収穫を最初から刈り取ってしまっており、空恐ろしいばかりだ。
この後リリースされたマイク・パットンとのまさかのコラボレーションでも、そのバカでカッコイイセンスを遺憾なく発揮しており、これからどんな位置で活動していくのか楽しみである。ただ、彼ら自身がここまでの作品を残してしまった以上、草木一本残してこなかった自らをどう乗り越えるのか、今後の展開が全く想像できない。
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