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どの短編も、南国の島々の雰囲気がよくでているが、ミステリとしてはいま一つ。「カパイシアンの長官」では探偵役のポジオリ教授が読んだ人のほとんどが薄々気づくようなことに最後まで気づかずに一人右往左往する。これは「はずれ」だったかな?と思い読んでいくうちに、最後の「ベナレスへの道」で評価は一変する。この「ベナレスへの道」、もう読んで驚けとしか言いようがありません。ミステリとしては反則かもしれませんが久しぶりに驚かされました。これ一つを読むためだけにも、ずーっと最初から読んでいく価値がありますよ。
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