宗教にのめり込んだ母のおかげで、家庭でも学校でも孤立していく少年。優しく美しかった母は鬼のような姿となり、宗教への傾倒は日増しにエスカレートする…。そんな少年とその両親の行き着く果てを描いた、衝撃的な序章。「なに?なに?この異常な場面は?」と思いつつも、暴力的にストーリーにのみ込まれていってしまう。
上巻では、宗教団体「神の郷」の実態とそこに引き込まれていく人々の様子が克明につづられていく。教祖とその側近、サラリーマンとその妻。小さな事件の積み重ねと、個々のキャラクターを丁寧に描き、下巻でのストーリーを展開させるためのコマをそろえたといったところ。誇張して描かれる、ある種ステレオタイプの人物像はマンガ的でもある。だが、それは読み手の想像力をいとも簡単にかきたて、登場人物の姿を明確に想像させる術だとも言えよう。
全ページめくり終えるまで、一息つく間もない。だが、全ページ制覇したそのとたん、下巻に手が伸びてしまうことは避けられない。(つちだみき) --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。
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彼らの行動、言動、思考は、あまりにも惨めであり哀れだ。
しかし恐ろしいことに彼らは完全に僕自身だった。
あまりの醜い描写に何度も目を背けたくなった。卑怯な自分が世間に
さらされる恐怖におののいた。それでもページは止められない。
彼の文体のポップネスが、僕の体を洗脳する。
多くの人はそのポップネスを下品なだけだと言う一言で片づけてしまうかもしれない。だがプッチンプリンや松浦あやバリのアイドルのシングルを立て続けに録音したMDをむさぼり聞くカリスマを描くポップネスこそがこの作品を大傑作に仕立て上げている。もちろんストーリー構成も結末におけるカタルシスと絶望も完璧に用意されていまーす
無敵!!!!!!
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