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カリスマ(上) (トクマ・ノベルズ)
 
 

カリスマ(上) (トクマ・ノベルズ) [新書]

新堂 冬樹
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (30件のカスタマーレビュー)

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著者はこれまで、街金融の若い経営者の周囲で起きる猟奇殺人から展開する『血塗られた神話』、闇の金融業を営む主人公の裏社会での抗争をリアルに描いた『無間地獄』と、自らがなりわいとする金融業界に密着した作品を描き続けてきた。金融の詳細と劇画のようなスピード感あふれる展開を持ち味としてきた著者が新興宗教を題材にした本作では、金融業界の詳細こそなくなったものの、そのスピード感や力強さが失われることはなかった。

宗教にのめり込んだ母のおかげで、家庭でも学校でも孤立していく少年。優しく美しかった母は鬼のような姿となり、宗教への傾倒は日増しにエスカレートする…。そんな少年とその両親の行き着く果てを描いた、衝撃的な序章。「なに?なに?この異常な場面は?」と思いつつも、暴力的にストーリーにのみ込まれていってしまう。

上巻では、宗教団体「神の郷」の実態とそこに引き込まれていく人々の様子が克明につづられていく。教祖とその側近、サラリーマンとその妻。小さな事件の積み重ねと、個々のキャラクターを丁寧に描き、下巻でのストーリーを展開させるためのコマをそろえたといったところ。誇張して描かれる、ある種ステレオタイプの人物像はマンガ的でもある。だが、それは読み手の想像力をいとも簡単にかきたて、登場人物の姿を明確に想像させる術だとも言えよう。

全ページめくり終えるまで、一息つく間もない。だが、全ページ制覇したそのとたん、下巻に手が伸びてしまうことは避けられない。(つちだみき) --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

驚愕の結末!単行本の『カリスマ』のあの先を大幅に全面加筆。

登録情報

  • 新書: 532ページ
  • 出版社: 徳間書店 (2003/4/16)
  • ISBN-10: 4198505950
  • ISBN-13: 978-4198505950
  • 発売日: 2003/4/16
  • 商品の寸法: 16.8 x 10.8 x 3.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (30件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 656,360位 (本のベストセラーを見る)
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14 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
 確かに面白い内容。とある宗教団体を舞台(どう見ても○ウ○心理教がモデルとしか思えない)に凄まじいまでの人間の醜さ弱さが描かれています。序章の圧倒的迫力には、そすがに新堂さんの作品と思いましたが・・・・。
 いかんせん表現がくどい、くどすぎる。あの話しの内容で、2段詰500ページ弱と言うのはどうだろう。なんとも心理描写がくどいのだ。話が進まない変わりに、延々と主要登場人物の心理面ばかり描き込み、またそれがほとんど同じことを繰り返し書いている。このテンポの悪さはなんとも致命的なほどの欠点と言っても過言ではないでしょう。まさにそれこそ作者の意図する「洗脳」かもしれませんが、ただのページの水増しにしか思えませんでした。
 長けりゃいいってもんでもないのです。内容はいいのだからマコトに惜しいとしか言いようがありません。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
この最初の序章に描かれる女の金切り声を上げる描写に、心底震えると同時にこみ上げてくる笑い。圧倒的カタルシス。恐ろしく残酷な描写に絶望と笑いの境界線を神業的技量で描ききる筆者の文体には衝撃を受けた。自己欺瞞に命をかける登場人物達がすさまじい醜態を
これでもかというほど執拗にさらけ出す。

彼らの行動、言動、思考は、あまりにも惨めであり哀れだ。
しかし恐ろしいことに彼らは完全に僕自身だった。
あまりの醜い描写に何度も目を背けたくなった。卑怯な自分が世間に
さらされる恐怖におののいた。それでもページは止められない。
彼の文体のポップネスが、僕の体を洗脳する。

多くの人はそのポップネスを下品なだけだと言う一言で片づけてしまうかもしれない。だがプッチンプリンや松浦あやバリのアイドルのシングルを立て続けに録音したMDをむさぼり聞くカリスマを描くポップネスこそがこの作品を大傑作に仕立て上げている。もちろんストーリー構成も結末におけるカタルシスと絶望も完璧に用意されていまーす
無敵!!!!!!

このレビューは参考になりましたか?
7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
カリスマ 2005/7/6
形式:文庫
 カリスマ、それは魂を支配する存在...
 人は弱い、故に一人では生きてはいけない。常に自分を導いてくれる存在を求めている。小さなころは親、教師等に絶対的なものを感じるが、成長するにつれてそれが崩れていく。指針がなくなり不安なときにそれを示してくれる人に出会えたら...それが全ての始まりなのではないだろうか?
 盲目的に何かを信じるということは、自分で何かを考え選び取るよりも簡単なのだろう。そんなことを本を読み終え考えてしまった。
 
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最近のカスタマーレビュー
予想できます。
一応全3巻拝読しました。 冒頭のえげつなさ、洗脳とはどのようにしておこなわれるのかという部分はとても生々しく、惹きつけられました。... 続きを読む
投稿日: 1か月前 投稿者: buenafe2005
長すぎる
上、中、下巻合わせると1500ページを超えます。
だらだら感はぬぐえず、余分な描写が結構ありました。... 続きを読む
投稿日: 12か月前 投稿者: ジェダイ
えげつないオープニング
物語のスタートの描写が中々にエグイ。
己をカリスマとして祭り上げ、欲の限りを尽くすに至った幼い時の事件は身の毛もよだつほどの凄惨さです。... 続きを読む
投稿日: 2010/3/12 投稿者: 山根晋爾
しつこい・・・
読み始めはテーマも登場人物も面白く、ずんずん読み進められたんだが・・・... 続きを読む
投稿日: 2009/12/11 投稿者: 鈴虫寺
オウム真理教を髣髴させる
闇金がテリトリーだった新堂冬樹が「新興宗教」を描く。
衝撃的な家族の描写から始まり、儲かるメカニズム、... 続きを読む
投稿日: 2008/3/14 投稿者: レン・コン
人はカリスマを求めている
宗教ブームの時には実際この様な内容があったのだろ。... 続きを読む
投稿日: 2007/7/26 投稿者: もちはもちや
読後のインパクトが強烈
狂気の人間の恐さ、騙される人間の弱さ、世の中の救いのなさなど、読んでいて気分が悪くなる箇所もありましたが、著者の筆力で一気に最後まで読んでしまいました。続きを読む
投稿日: 2007/5/30 投稿者: 佐々木武
カリスマ?かりすま
タイトルの表題と新堂作品として手にとりましたが、タイトルのイメージと内容に違和感がかなりありました。どちらかというと教祖の変態性・遍歴を表現した作品だと考えました... 続きを読む
投稿日: 2006/9/28 投稿者: 138
男の人のが読みやすいかも
先が気になり読み出したら止まらない。人間の浅ましさ、滑稽さそしてもろさが渾然となった迫力のある文章が続く。ただ登場人物たちの視点が女=性の対象という泥くさいところ... 続きを読む
投稿日: 2005/9/15 投稿者: きりん
あっというまに読み終わりました。だけど…
結構なページ数だったのですが、眠るのが勿体無い位で一気に読み終わりました。
結構面白かったです。... 続きを読む
投稿日: 2005/5/24 投稿者: さくら626
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