まさかこの番組がDVD化されるなんて! 私はリアルタイムで見ていた子どもでした(と言うか、再放送するわけもなく、リアルタイムで見ていないと覚えているわけがない)。30年振りに見ることになります。今考えても過激なことをやっていたものだと思います。テレビが人生初めての友達になってしまうような現代の子どもにこれを見せたら、きっと誤って全ての物事を覚えてしまうのでは。でも当時の子どもは私も含めてかなりしたたかで、これと同じくらい過激な番組を素で見ていたので、大いに楽しんでいたのでした。今でも「おへそも2つ、当たり前♪」とか、3人のメキシコ人がギターを弾き語りながら最後に仲間割れするギャグを鮮明に覚えています。
そして実際DVDを手にしてみて再発見したのですが、もう音楽が素晴らしい。「鉛筆の歌」や「ねじれソング」なんて涙が出ました。子どもだった当時、色々なフレーズがスッと入ってきたのも当然です。出演者達も「俺がオレが」というタイプではなく、さりげなくかつスタイリッシュにギャグを見せていて、本当に上質のエンターテインメントです。言葉や算数だけでなく、笑いのエリート教育もしてもらっていたのでした。本当に私は良い時代に生まれたと感謝しています。
〈追伸1〉「ウゴウゴルーガ」を子どもの時に見て育った世代は今どんどん20歳になっています。どんな大人になっているのでしょう。楽しみです。
〈追伸2〉私は宍戸錠さんをこの番組で初めて知ったため、後付で往年の大スターだったことを知らされてももう刷り込みが終わっていて駄目です。それよりも、ギャグはアクションでもあるので、錠さんの起用はスタッフの慧眼だと思います。見返してみても、錠さんは実にいい仕事をしています。