最近は大人までもがにおいに過敏になっている。若者から「オヤジ臭い」と言われないように、本来なら安心感を与えるはずの「加齢臭」を消そうと中年男性は化粧品を求めて走る。殺菌・消臭機能を持つ下着も売れる。
著者は、こんな社会を「清潔病」と一刀両断に処す。人が生きていくのに必要な「共生菌」や人の個性でもある「におい」を排除することは、個としての存在を否定し、人の均一化に拍車をかけると指摘。そして、それは生物としての弱体化を意味すると警鐘を鳴らす。
著者の語りは過剰なまでのユーモアに彩られているが、読み進めるうちに笑い事では済まされない、「清潔」を巡る現代社会の精神病理が浮かび上がってくる。
(日経ビジネス2000/6/26号 Copyright©日経BP社.All rights reserved.)
--このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。
登録情報
|
類似した商品から提示されたタグ(詳細)関連タグ(この商品に近い関連キーワード)を追加する++最初のタグになります
|
|
この商品のクチコミ一覧
クチコミを検索
|
関連するクチコミ一覧
|
|
|
|