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カラー版 浮世絵 (岩波新書)
 
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カラー版 浮世絵 (岩波新書) [新書]

大久保 純一
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

北斎、広重、写楽―江戸の浮世絵は、日本国内のみならず、海外でも日本美術の代表として人気が高い。なぜこのように親しまれているのか。浮世絵の歴史、ジャンル(美人画、役者絵、名所絵、花鳥画等)、彫り、摺りの創作技法、隠された主題の読み解き方など鑑賞のための基礎知識を紹介しながら、その魅力を探る。図版七五点を収録。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

大久保 純一
1959年徳島県生まれ。1985年東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。専攻は江戸絵画史。現在、国立歴史民俗博物館研究部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 196ページ
  • 出版社: 岩波書店 (2008/11/20)
  • ISBN-10: 4004311632
  • ISBN-13: 978-4004311638
  • 発売日: 2008/11/20
  • 商品の寸法: 17 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
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形式:新書
 木版画による浮世絵は,17世紀後半に菱川師宣によって始められた。
 当初は手で色が付けられ,その後2・3色だけ用いた紅摺絵が開発された。
 それが,完全な多色摺へと移行したのは,明和2年(1765年)。なぜかこの年,大小暦(大の月と小の月の月名だけを記載したカレンダー)の製作が爆発的に流行し,2・3色摺から一気に7・8色摺になった。
 その後,日露戦争後には絵葉書がブームとなり,錦絵は姿を消した。

 本書は,浮世絵の勃興期からその衰退までを通時的に縦覧するとともに,印刷の仕方や売られ方などまで,浮世絵に関する幅広い知識を紹介している。
 カラーの図版も多数収録されているので,入門書として気軽に読める一冊である。
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14 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 甘口
形式:新書
 表紙に使われている図が何かなと思ったら、三代歌川豊国が、錦絵制作に携わる職人たちを女性の姿に変えて描いた錦絵の一部でした。この本の特色が出ている選択だと思います。ひとつは江戸時代も終りに近い方の時期に力点を置くということ、もうひとつは浮世絵がどう生産され流通し消費されたかという問題を具体的に説明するということです。浮世絵の入門書はいろいろありますが、これらの点が本書の新しさでしょう。いずれも現代人にとっての浮世絵への親しみやすさを配慮した結果と、あとがきからいえそうです。

 そうはいっても、もちろん歌麿や写楽といった錦絵の黄金時代を含む浮世絵の概説も記されていますし、見立絵や技法の解説もあります。参考文献や浮世絵を見られる美術館の案内までついていて、薄いわりには中身の多い感じがします。すべてがカラーの図版もきれいですし、いわゆる名品ばかりでない珍しい図が選んであるようです。ないものねだりをすればきりがないでしょうが、新書版の浮世絵の本としてはじゅうぶんお値打ち物です。
このレビューは参考になりましたか?
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 宣長さん トップ50レビュアー
形式:新書
 その浮世絵の歴史をビジュアルに紹介するのが本書である。ジャンル(美人画、役者絵、名所絵、花鳥画等)、彫り、摺りの創作技法などの解説がある。さらに、隠された主題の読み解き方など鑑賞のための基礎知識も得られる。見事な図版75点がカラー版でコンパクトに収録されている。
 浮世絵の入門書はいろいろあるが、新書版という小型ながら現代人に浮世絵世界への親しみやすさを配慮して編集されている。歌麿や写楽といった錦絵の黄金時代を含む浮世絵の概説もなされ、更に名品ばかりでない珍しい版画も挿入されている。
 著者の大久保純一は近世絵画史を専門とする、国立歴史民族博物館の教授であるが、初心者一般向きに分かりやすく説明している。浮世絵の基本を網羅しているばかりではなく、その魅力を十分展望してくれている。木版画による浮世絵は,17世紀後半に菱川師宣によって始められた。明治になり、日露戦争後には絵葉書がブームとなり,錦絵は姿を消した。 浮世絵の勃興期からその衰退までを通覧し、印刷の仕方や売られ方などまで行き届いた説明があり、浮世絵が少しは分かったような気分になる。
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