以前主人公がバイクでパタゴニアを旅(というか巡回)する映画を見ていて、その響きのよさもあり「パタゴニアってどんなところだろう」と漠然と思っていました。
著者はカメラマンですが新書サイズで価格も税抜き954円でしたので、写真はそれ程たくさんは掲載されていないだろうと思っていました。
ところが、実際は1ページ、或いは2ページ置きに美しい自然や動植物、又はかの地に住む人々の写真が数多く載っておりました。
最初の方にはパタゴニアの地図もあり、各章で地名を更に詳しく紹介する際は「南緯○○度」というように緯度も一緒に紹介してくれていますので、今どの辺りかということが良く分かります。
読み物としても素晴らしく、大自然とそこに生きる人々への思慕と敬愛の念を感じ取ることができます。
最終章では、消えゆくある部族とその言語・文化への著者の思いと、彼がそこから「教わった」ことを僕らにも紹介してくれています。
追記
冒頭に述べた映画は、「エバースマイル・ニュージャージー」というものです。
主演は、「父の祈りを」や「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」等で知られるダニエル・デイ=ルイスで、歯科医が主人公の一種のロード・ムービーです。
パタゴニアに興味のおありの方は一度ご覧になってみて下さい。
本の批評から脱線して長文になったことをお詫び致します。