「カラー版 鉄人28号 限定版BOX2」が届きました。
本の装丁はBOX1と同様、レモンイエローのバックに同巻の 「カッパ」と同じ絵の表紙。
BOX2は「ブラック博士の巻」「ファイア二世の巻」「人造人間の巻(上)(下)」「ブラッ
クオックスの巻(上)(下)(解決編)」の7冊。
「ブラックオックス」はカッパ・コミクス「鉄人」初めての3冊完結 (後は「VL2号」)
刊行された順番では前後しますが、「人造人間」、「ブラックオックス」の巻、はカッパ
(及び秋田書店「サンデーコミックス」)版では最初期のエピソード。
そのため、これらのシリーズでは削られている鉄人前史の影が見え隠れするエピソードと
なっています。(「スリル・サスペンス」「村雨健次」の登場など)
当時のカッパ・コミクス11号には、次号は「バッカスの巻」だとする予告が掲載されてい
て、12号「ブラックオックスの巻(上)」には
”先月号でお約束した「バッカスの巻」が、つごうでブラックオックスの巻(上)となりま
したことをおわびいたします。”
のお詫びが掲載され、
「ということは、出ないけれど 「バッカス」 の話があるってことじゃないか!」
あるのに読めないのかー!なんでだー!
当時の自分に世の不条理を痛感させる出来事ではありました。
BOX1との違い。
掲載記事
・昭和少年探偵列伝:名高い江戸川乱歩「少年探偵団」をはじめ、”少年(少女)探偵”
の紹介。
・『鉄人』時代の子供生活:昭和30年代頃の子供生活。
・エッセイ「横山光輝とぼく」いしかわじゅん:いしかわじゅん氏の「”ぼくの”鉄人(お
よび横山作品)への思い」
(…いしかわじゅん氏のコラムやエッセイは好きなのですが、「鉄人ファン」はけっこう
「僕が一番鉄人を〜〜っ!!」 (by アムロ) なところがあるのじゃないかと…)
BOX2の小説
・連載探偵活劇 寝台特急あさかぜ鉄人事件 (芦辺拓)
すみません、芦辺氏の作品は読んだことがありません。
ストレートだったBOX1の小説「プロメテウスの悪夢」と比べると、ややメタフィクション
というか衒学的か?
「世界少年探偵会議」、紹介された探偵の半分くらいは判らなかったです (山本周五郎
の少年探偵もの、とか、知らなんだ)
” NHKで "冗談音楽"というのを手がけていた、放送作家兼作詞・作曲家 ”は三木鶏郎氏。
PX団、ニコポンスキー、カリー国、バギューム、ダム建設、などの言葉が出てきて、最後は
著者自身の作品内に収斂されるようですが、その作品を読んだことがないので…。
小説は 「BOX刊行完了後に単行本化される」 との話があるようです。
(追記:「ブラックオックスの巻(上)」 p7 、まだら岩の怪人が変装した乞食が首から
下げた札には、元は足の不自由さを表す言葉が書かれていましたが今作では消されていま
す。
「ロビー事件」、秋田サンデーコミックス版では家の下敷きになって壊れているロビーの
絵が書き加えられています)