中国や台湾の茶店を訪れた人は、お茶の種類が豊富なのに戸惑い、何を選んだらよいか当惑した経験を持っていることと思う。台湾の茶店では日本語を話す店員もおり試飲もさせてくれるので、まだ意思疎通が可能であるが、中国本土の店員は無愛想な上、日本語や英語を話す店員にはまずお目にかかれない。中国茶は発酵の度合いだけで6種類あり、しかも産地、葉の種類、発酵方法によっても差があり、素人には何がなんだか分からないのが実情である。そういう時にこの本であらかじめ自分の好みに合いそうな茶を決めておき、本の該当する名前を店員に示せばまず間違いなく購入することが出来る。中国本土では観光客用の茶芸店で試飲してから購入したり、言葉の通じるみやげ物店で購入する手もあるが、値段は一般の茶店で購入するよりもかなり高価である。茶名は漢字および中国本土の略字で記載され、かつ発音も書かれている(アクセントが通じる保証はないが)うえ、文庫本サイズなので旅行中の携帯にも便利である。