内容(「BOOK」データベースより)
本書は、人体のほぼ中心部に位置する臓器、「肝・胆・膵」の構造と機能について解説している。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
金田 研司
1954年生まれ。高校生のときに、社会的に問題となっていた環境問題に人体の面から取り組めたら、と思ったのが医学部に入った動機だったが、大阪市立大学医学部4年生の修業実習で解剖学の和気健二郎先生(東京医科歯科大学名誉教授)のもとで肝臓の勉強をしたのがきっかけで、大学院から肝類洞細胞の電子顕微鏡研究を続けている。肝類洞細胞の研究領域での日本人研究者の活躍は、世界でもトップクラス。形態学は、生化学や生理学と違い、データの数字をみて直ちに諒解されるものではないが、顕微鏡下に広がる組織や細胞の世界を、森の中を散歩するような気持ちで時間をかけて眺め回っていると、わくわくするような世界が徐々に見えてきて楽しくなる。医学も専門性が強くなっているが、いろいろな見方のできる、バランスのとれた思考が大切。また、共同研究が主流となっている昨今、信頼関係を築ける人格を形成することも、これからの医学生にとって重要なことだと思う
泉井 亮
1945年生まれ。テレビドラマ「ベン・ケーシー」に憧れて医師を志した。東北大学医学部を卒業後、念願の外科医師として5年間、一般外科、心臓外科を経験した。その後、循環機能の基礎的研究に取り組むため、東北大学医学部応用生理学講座に入ったが、ここで電気生理学を学びつつ、唾液腺のイオン分泌機構の研究を手がけた。第1生理学講座に移り、膵液の分泌機構について研究を進めているうちに、気がついたら心臓外科にはもう戻れなくなっていた。鈴木泰三教授、西山明得教授に離れがたい魅力を感じた。’94年から弘前大学に移り、研究の対象を内分泌に変え、現在、膵ラ氏島B細胞からのインスリン分泌機構について研究を進めているが、興味の中心はこれまで通り細胞内情報伝達機構である。自然の豊かな弘前に満足し、教室員に恵まれていることを感謝している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)