73年と言えば、昭和48年僕の生まれた年です。この時に自費を使い、日本のソニーの本社まで行き、いろいろな機材(当時最高のもの)を
購入し、少しでも、良いものを歴史的に残したいとするカラヤンの凄まじい信念のもとに作られたビデオ。
衝撃的なのは最近のPOPのミュージックビデオのように口パクもどきの映像と音の別取りという企画作品。
BPOはそうとう骨を折ったと思うが、できばえが本物ライブ以上といえるほどの映像なので、5つの点数をだす。
大学時代NHKで放送があったが、その時のものより、少し化粧のある音に変えられ、エコーが微妙にかかっているが、VHSよりは
音がいいに決まっているだろう。4.5.6すべて同じできばえだが、
1) .4番の3楽章の後半のクライマックスのピッツのしかたは
ほとんど、腕をふるいながら、弾き飛ばしているアクションに脱帽。カラヤンサーカスといわれた所以がこれでよくわかる
初心者の入門者がカラヤンファンになる可能性がとても高く感じられる。当時65歳とは思えない身のこなしで、「どうだ。俺ってかっこいいだろ」
「こんなオケ、他にいないだろ」と言わんばかりの迫力で迫ってくる。
2). 5番の1楽章の前半の盛り上がる所の演奏と映像は出色のできばえ。4楽章の前半のティンパニの強打後、バンバン攻撃してくるバイオリン郡は、
今のBPOと比べると、迫力と集中度において、将軍達の集まりのようでもある。
3). 6番は71年版と76年版の中間の解釈で、絶対に裏切らない。指揮も演奏も度肝を抜かれる。これがライブでないライブという事自体が信じられない。
84年版のVPODVDもいいが、力の入れ方の差で大きな魅力がある。