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カラマーゾフの兄弟 4 (光文社古典新訳文庫)
 
 

カラマーゾフの兄弟 4 (光文社古典新訳文庫) [文庫]

ドストエフスキー
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (17件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

11月初め。フョードル殺害犯として逮捕されたミーチャのまわりで、さまざまな人々が動きだす。アリョーシャと少年たちは病気の友だちを見舞い、イワンはスメルジャコフと会って事件の「真相」を究明しようとする。そして裁判で下された驚愕の判決。ロシアの民衆の真意とは何か!

内容(「BOOK」データベースより)

11月初め。フョードル殺害犯として逮捕されたミーチャのまわりで、さまざまな人々が動きだす。アリョーシャと少年たちは病気の友だちを見舞い、イワンはスメルジャコフと会って事件の「真相」を究明しようとする。そして裁判で下された驚愕の判決。ロシアの民衆の真意とは何か。

登録情報

  • 文庫: 700ページ
  • 出版社: 光文社 (2007/7/12)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4334751326
  • ISBN-13: 978-4334751326
  • 発売日: 2007/7/12
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (17件のカスタマーレビュー)
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11 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
「父親殺しを願望するだけで罪になるか?」の問いはそのまま
「神殺しを願望するだけで罪になるか?」の物語全体に通底する命題を炙りだす。

「異教徒に捕まり改宗を迫られ拷問された際、狂おしく祈り助けを求めても自分の叫びでは山
ひとつ動かなかったのにそれでも神への信仰を保ち続けていられるか?」
 
一巻でスメルジャコフが発した問いにイラクの拉致事件を連想した。
イワンは思想の中で神を否定した。
転じてそれはキリスト教を奉ずる人類の父たるイエス・キリストの否定へと繋がり、
現実の父殺しと呼応しながら次第に狂気じみた様相を呈していく。

父フョードルは滑稽かつ下劣な言動で人々の嘲笑を買う道化であると同時に、
とどまるところをしらない旺盛な生命力と強烈な存在感でもってカラマーゾフ三兄弟の上に君臨し、
三兄弟の思想・人格形成に多大な影響力を持ち得た通俗の神であった。
 
現実の父を殺したのはだれか?
信仰上の父を殺したのは?

二つの問いが互いに絡み合いながら行き着く答えとは?

思想の中で神たる父を殺したイワンが、現実の父殺しの犯人もまた自分ではと懊悩する場面は
息詰まる緊迫感を生み読者を引き込む。

人的に気になったのは、カラマーゾフ家の他の面々やホフラコーワ夫人や警察関係者などささやかな
脇役にいたるまで詳細な外見描写があったのに、主要登場人物である次兄イワンの容姿の記述だけ
まったく見当たらなかった点だ。
穿ちすぎな見解かもしれないが、作中イワン自身が
「もし悪魔が存在しないとすれば、つまり、人間が創りだしたのだとしたら、人間は自分の姿かたちに似せて悪魔を作ったんだと思うよ」
と発言したことを踏まえれば、否定する霊(=メフィストフェレス即ち誘惑する悪魔)になぞえられたイワンの外見描写だけが省かれていたのは
「悪魔はだれもに似ているからして特定の顔を持ってない」という作者のメッセージともとれて興味深い。
このレビューは参考になりましたか?
10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
分厚い4巻である。
翻訳した亀山氏の意図によりこの巻はこの厚さ、この値段になった。
ほとんどがドミートリーの裁判で、文学でありつつ法廷小説としても非常に面白い部分であるから、この値段にも納得できる・・かな(笑
全巻が出揃ったあとだから言うが、初版よりも3版、4版になったころに買い求めるのが得策かと思う。
なぜなら初版での誤字誤訳が改訂されるであろうから。
このごくわずかな瑕疵で、今回の翻訳の偉業を貶めようとはさらさら思わないのだが、大事なことなので書いておいた。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By paxdomini トップ1000レビュアー
形式:文庫
これが初めて読む本ではないのに、特に前半は
まるで今までに一度も読んだことがないかのようにワクワクと読んだ。
イワンの行動と変化には本当に驚いたし、スメルジャコフの役回りにも本当に驚いた。
二人の末がいずれも悲惨だったので、その章を読み終えた時は、
しばらく何もしたくなくなってボーっとしてしまったくらいだった。
3巻で長男の物語が息もつかぬ勢いで進んできた後だったから、
イワンの内面に話しが進んでいって、しかもスメルジャコフが絡んでくるので、
読んでいてとてもドラマティックな展開となり、
だからこそワクワクもし、終末には大きな驚きを覚えたのだと思う。

審判が始まってからはむしろ変化がなく、
検察と弁護人のスピーチは、それまでに既に読んできた内容の重複だったので、
少し間延びした感じがぬぐえず、読む楽しみも減ってしまって、
読み終わるのに時間がかかってしまった。

登場人物の紹介が中心だった1巻、哲学的・宗教的考察が中心だった2巻、
話しが急展開して物語自体がグンと面白さを増した3巻、
どれもとても大きな存在だったけれど、
この4巻も2巻と3巻が終結を向かえる大きな存在だと思う。
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最近のカスタマーレビュー
Иван Карамазов
カラマーゾフの兄弟、ただ今4巻の最後の方を読んでいる。裁判も佳境に入った。... 続きを読む
投稿日: 8か月前 投稿者: князьモリタ
この作品の弱点はー
壮大な物語もいよいよ佳境に入っていきますが、この父殺しの裁判は結局何を暗示しているのか、なぜ一殺人事件の行方がロシア全体にかかわる問題なのか、これは理解するのがか... 続きを読む
投稿日: 16か月前 投稿者: raywayne
クライマックスを描き出す筆力
カラマーゾフの兄弟という小説のクライマックスがこの巻。
クライマックスを描き出すための手法の手本のような本書は、読んでおいて損はないなと思います。
投稿日: 17か月前 投稿者: 33
書かれず、従い、読まれない続編
 カラマーゾフとの 初めてで長い旅も本巻で大団円を迎えることになるのだが、結論的に言うと、寧ろ途方に暮れた。... 続きを読む
投稿日: 18か月前 投稿者: くにたち蟄居日記
これは面白い!
強欲で好色下品な父、フョードル・カラマーゾフ。放埒で堕落した生活から抜けられない直情型の長男ドミートリィ。大学出の秀才、合理主義者、無神論者を気取っている次男イワ... 続きを読む
投稿日: 18か月前 投稿者: BooxJPN
圧倒的な・・・
どのようにしたら文学的な解釈ができるのかは分からないが、自分なりに強く感じたことはある。... 続きを読む
投稿日: 2009/8/27 投稿者: @K_Hara10
圧倒的な筆力だが、後半だれた
古典新訳文庫。読みやすく、1巻からずっと仕事の合間を見つけて読んできたが、4巻の裁判で止まりがちになり、半年くらいかけてぼちぼち読んだ。人間存在に関する様々な洞察... 続きを読む
投稿日: 2008/10/12 投稿者: だん
敢えて言う、失敗作。
 恐らく本作のレビューは殆どが高評価であろう。なぜならこの『カラマーゾフ』を4巻まで読むのは余程ハマッタ人達だからだ。... 続きを読む
投稿日: 2008/9/14 投稿者: ビン・ラーディン
物語のクライマックス
... 続きを読む
投稿日: 2008/9/14 投稿者: どろがめ
結末に向けて、物語が疾走する
2週間かけて読んだ。新訳は読みやすい、活字も大きい。
カラマーゾフ的なものとは清濁混沌とした人間性そのものなのだろうか。... 続きを読む
投稿日: 2008/7/6 投稿者: Saint Francesco
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