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カラマーゾフの兄弟〈中〉 (新潮文庫)
 
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カラマーゾフの兄弟〈中〉 (新潮文庫) [文庫]

ドストエフスキー , 原 卓也
5つ星のうち 4.9  レビューをすべて見る (23件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

19世紀中期、価値観の変動が激しく、無神論が横行する混乱期のロシア社会の中で、アリョーシャの精神的支柱となっていたゾシマ長老が死去する。その直後、遺産相続と、共通の愛人グルーシェニカをめぐる父フョードルと長兄ドミートリイとの醜悪な争いのうちに、謎のフョードル殺害事件が発生し、ドミートリイは、父親殺しの嫌疑で尋問され、容疑者として連行される。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

ドストエフスキー
1821‐1881。19世紀ロシア文学を代表する世界的巨匠。父はモスクワの慈善病院の医師。1846年の処女作『貧しき人びと』が絶賛を受けるが、’48年、空想的社会主義に関係して逮捕され、シベリアに流刑。この時持病の癲癇が悪化した。出獄すると『死の家の記録』等で復帰。’61年の農奴解放前後の過渡的矛盾の只中にあって、鋭い直観で時代状況の本質を捉え、『地下室の手記』を皮切りに『罪と罰』『白痴』『悪霊』『未成年』『カラマーゾフの兄弟』等、「現代の予言書」とまでよばれた文学を創造した

原 卓也
1930年東京生れ。東京外国語大学ロシア語科卒。同大教授、学長を歴任。トルストイ、チェホフ、ドストエフスキー等の翻訳多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 615ページ
  • 出版社: 新潮社; 改版 (1978/07)
  • 言語 日本語, ロシア語
  • ISBN-10: 4102010114
  • ISBN-13: 978-4102010112
  • 発売日: 1978/07
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.9  レビューをすべて見る (23件のカスタマーレビュー)
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7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
人生の教科書 2007/5/20
形式:文庫
 私たち人間の人生には少なくとも一度ぐらいは悩み貫かなければならないときが来る。

 アリョーシャの場合、それがゾシマ長老の死、そしてその後の悲惨な事態だった。

 そんなとき、人間は今までの信仰、理念を疑ってしまう。しかし、それには何らかの意味があるはずだ。

 それを見つけたとき、私たちはその苦悩から解放される。

 そのようなことがこの傑作の中巻から感じた。

 さらにこの巻は物語の最重要場面でもある下巻の裁判へと繋がっていく。

 この中巻が最もアリョーシャ視点で書かれているため、その多感なものの見方が非常に面白かった。

 上巻は読むのに時間を要するが、中・下巻はどんどんと頭の中に入れたくなる展開が詰まっている。

 上巻でリタイアしてしまった方はそこまで読んでしまったら、あとは楽なのでぜひ再チャレンジしていただきたい。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ニゴチュウ トップ50レビュアー
形式:文庫
(上巻のレビューから続く)
そしてこの小説の「恐ろしさ」についてである。「哲学」というものは、自分の内面から湧き出てくる感情(愛情とか憎悪などのあらゆる感情)の源泉について、重ねて自らの内面に「質問する」ことによって織り成されると思う。けれど、質問というのは恐ろしいものだ。予期せぬものが起き上がってくる。この小説では、多くの登場人物が、自律的か否かによらず、この「質問」を自らに突きつけねばならなくなる。恐ろしいものが徐々に起き上がり、それを認識してゆく過程が描かれる。

登場人物たちは、この「質問」と「考察」を自らのモノローグだけでなく、他者との会話を行うことでも深く掘り下げていくが、その際、しばしば「鳥肌のたつ」ように恐ろしい瞬間が読み手を襲う。ものすごく深い絶対触れてはいけない核心のようなものが、ふと垣間見える。・・そして「狂」の存在。この小説では、「狂」とその認識についても語られていると思うが、「狂」とは、自分の中の「一種類の根源的な感情」のみによって行動論理が縛られる状態にあることを指すのではないだろうか。つまり誰でも瞬間には狂たりえるのだ。

「狂」は何も無知によって引き起こされるとは限らない。場合によっては、深く自己の内面について思索し、探求した結果、その領域に至ることもある。そこで善なるものが聴こえるはずだというのはカント的だろうか。しかし、それは外面的には「狂」となるかもしれない。この小説は、そんな恐怖を実地検分する怖さがある。登場人物たちが自己を探求するとき(そのようなシーンはしばしばあるが)自分でも、それまで考えてもみなかったような、根源的な「嫌なもの」が、しっかりと自分の内奥に存在している確かな予感を感じ、そこで、途方にくれて立ち止まるのである。その瞬間の「怖さ」は比類ない。
(下巻のレビューへ続く)
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By たつなり トップ500レビュアー
形式:文庫
上巻を苦労して読み終えたあと、中巻に
入ってくると、人物たちも頭に入っていて、
それぞれに動き、語りも縦横無尽でまずは
読了に向けてかなりの程度に達しているはずです。

この巻では宗教的なところが多分に理解しにくい面が
あります。そんなところは思い切って「理解しないまま」
読んでしまっても、大事件が控え、細かなエピソードも
ふんだんで、どんどん引き込まれていくと思います。
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最近のカスタマーレビュー
ゾシマ死す
アリョーシャの取り乱しっぷりが良い。
ミーチャ、頑張れ! 続きを読む
投稿日: 16日前 投稿者: マイヤ
超えて欲しい本
「ドストエフスキーのカラマーゾフの兄弟」上巻は、慣れていなかったのか、登場人物の名前が愛称に変わったりカタカナだったりで読みづらいのか、読み終えるのに時間が思って... 続きを読む
投稿日: 6か月前 投稿者: AyKantou
いつも胸に留めておきたい
ゾシマ長老のお話が胸を打つ。 清廉潔白だと思っていた彼にも、人には言いにくい過去がある。 死ぬ前にあかされる事実というのが、実に人間くさいエピソード。... 続きを読む
投稿日: 9か月前 投稿者: かき氷
これは面白い!
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投稿日: 18か月前 投稿者: BooxJPN
総合小説
19世紀中期、無神論が横行する混乱期のロシア社会の中で、主人公の精神的支柱であった長老が亡くなる。... 続きを読む
投稿日: 2010/4/23 投稿者: h
特にキリスト教に縁ある人にオススメかも?
 清濁併せ呑むとは、この作品にこそふさわしい言葉でしょう!西洋的な神と人がテーマに... 続きを読む
投稿日: 2010/2/24 投稿者: 豚シッポの子供
さすがは最高傑作
史上最高峰との文学と言われるほど名高い、ドストエフスキーの最晩年の作品である。... 続きを読む
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面白い
... 続きを読む
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