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カラマーゾフの兄弟〈上〉 (新潮文庫)
 
 

カラマーゾフの兄弟〈上〉 (新潮文庫) [文庫]

ドストエフスキー , 原 卓也
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (83件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

物欲の権化のような父フョードル・カラマーゾフの血を、それぞれ相異なりながらも色濃く引いた三人の兄弟。放蕩無頼な情熱漢ドミートリイ、冷徹な知性人イワン、敬虔な修道者で物語の主人公であるアリョーシャ。そして、フョードルの私生児と噂されるスメルジャコフ。これらの人物の交錯が作り出す愛憎の地獄図絵の中に、神と人間という根本問題を据え置いた世界文学屈指の名作。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

ドストエフスキー
1821‐1881。19世紀ロシア文学を代表する世界的巨匠。父はモスクワの慈善病院の医師。1846年の処女作『貧しき人びと』が絶賛を受けるが、’48年、空想的社会主義に関係して逮捕され、シベリアに流刑。この時持病の癲癇が悪化した。出獄すると『死の家の記録』等で復帰。’61年の農奴解放前後の過渡的矛盾の只中にあって、鋭い直観で時代状況の本質を捉え、『地下室の手記』を皮切りに『罪と罰』『白痴』『悪霊』『未成年』『カラマーゾフの兄弟』等、「現代の予言書」とまでよばれた文学を創造した

原 卓也
1930年東京生れ。東京外国語大学ロシア語科卒。同大教授、学長を歴任。トルストイ、チェホフ、ドストエフスキー等の翻訳多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 667ページ
  • 出版社: 新潮社; 改版 (1978/07)
  • 言語 日本語, ロシア語, 日本語
  • ISBN-10: 4102010106
  • ISBN-13: 978-4102010105
  • 発売日: 1978/07
  • 商品の寸法: 15 x 10.8 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (83件のカスタマーレビュー)
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40 人中、35人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 とにかく面白かった, 2004/7/13
レビュー対象商品: カラマーゾフの兄弟〈上〉 (新潮文庫) (文庫)
ドストエフスキーの最高傑作にして、集大成的作品。
カラマーゾフの3兄弟に人間の全てがあるとまで言われます。
世界文学屈指の傑作ということでためらう方もいるでしょうが、ミステリー小説的な楽しみもあるので素直に楽しめるはずです。

まあ、なんといっても食い入るように読んだのはプロとコントラの章、そしてその中でも特に大審問官ですね。作者に目の前で説き伏せられているような迫力を感じました。
まあそういった神の問題を別にしても、長兄ドミートリィの話などは大爆笑ですし、ギャグなどではなく、人間の誰もが持っているリアリティに笑かしてもらえます。

先ほども言ったミステリとしての面白さ、息を呑む審判のシーンなど、小説のあらゆる面白さが詰め込まれています。そして最後には感動が・・・。
長編小説なのにあっという間に読了してしまう面白さ。後悔はないはずです!!

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23 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 座り読みでこの作品の魅力を知る, 2007/9/19
レビュー対象商品: カラマーゾフの兄弟〈上〉 (新潮文庫) (文庫)
勿論私は世の中に存在する全ての文学作品を読んでいない。
しかしこの「カラマーゾフの兄弟」は史上最高の文学作品である。
これを否定する方は、これを超える作品を挙げて頂きたい。

ここにはもう既に書き尽くされた感のあるあらすじや賛辞は書かない。
ただこの書を手に取るきっかけを提供してみたい。

あなたがもし、人生の糧となる読書体験をしたいと望んでいるのなら、この作品を読んで欲しい。
私はこの作品を読む度に、人生の深遠、人間の愚かさと美しさ、この世の不条理、生きていれば思索せざるを得ないこれらのテーマを考えさせられる。
それでも答えは出ないし、この作品に答えは書いていないのだが、それを考えること自体が無駄ではないのではないだろうか。

また説明できない涙を禁じえない作品でもある。
いくつもの心に残る場面があるが、この作品のボリューム故にこの作品を手に取ることを躊躇している方は、上巻の「反逆」の章だけを読んでみて頂きたい。
最近は立ち読みならぬ「座り読み」さえ許してくれる大型書店が多くなった。
たったの30分もあれば「反逆」の章は座り読みで「読了」するだろう。
恐らくあなたは、イワンの圧倒的な迫力を持つ世の不条理への反抗に涙し、この作品を買うことになるだろう。
あとはこの異次元の読書体験をお楽しみ下さい。
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14 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 今後もチャレンジしたい, 2010/9/21
レビュー対象商品: カラマーゾフの兄弟〈上〉 (新潮文庫) (文庫)
世界文学屈指の名作との呼び声もある、カラマーゾフの兄弟。

「屈指の名作」だけあって、文学作品としても評価が高い。当アマゾンのレビューにおいてもまた然りです。

私はこの偉大なる名作に過去3回チャレンジし、3度目に読了を果たしました。1回目、2回目はほぼ同じところ、新潮文庫の中巻の途中で挫折しました。名高い「大審問官」だけは何とかクリアしようと頑張り、それを乗り越えたところでの挫折でした。

2度目のトライ中に版が現在のものに変わり、文字が大きくなりました。「文字が大きくなったので読みやすくなったのでは」と思い、新版を上中下3巻買いなおしました。それだけ、なんとしてでも読了したかったのです。何せ「屈指の名作」ですから、地平の向こうに何かがあるはずと、半ば強迫観念に取りつかれていたのです。

苦労しつつ、途中長い中断を挟んで足掛け2年半、3度目の正直で曲がりなりにも読了。

さて、私の感想。よくわからない。3回ともよくわかりませんでした。

3度目は、わからないながらも、「最後までいけば何かがわかるかも」と思い読み進め、ついに下巻。下巻も苦心惨憺読み進めたものの、最後になってもモヤモヤしたまま終局を迎えてしまいました。

たしかに「大審問官」をはじめ、読みどころは満載です。ただ、パーツを全体の中で位置づけることができず、「ひとことで言ってどんな作品か」とたずねられても答えられませんし、「すばらしいのでみなさんにオススメです」などどは、とてもいえません。

文学門外漢の私に、果たしてカラマーゾフが「世界文学屈指の名作」なのかかどうか、まったく判断つきません。。もっとも、比較できるほどたくさん読んでるわけでもありませんが。

まあ、おそらく、私レベルでは一度通読した程度では真意はつかめないのでしょう。一読明快では、それこそ世界の代表的古典として、あまりにこころもとない。

時間ができたら何度でも再チャレンジしたい。そして、本当にすばらしい作品と実感することができれば、みなさんに自信を持ってお薦めしたいです。

以下は余談ですが。
読んでいる最中に、あまりにわからないので、原書で読めばわかるのでは、とは思ったものの、そのためにはロシア語を学ぶ必要があるのでさすがにそれはあきらめました。ところが、どういうわけだか、「文章の論理展開がわかりやすいであろう英語で読めばもう少しわかるのではないか」という妄想に囚われ、英訳本をアマゾンで取り寄せ、届いた本の電話帳のようなボリュームに圧倒され、それは書棚の肥やしになったのでした。
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