登録情報
|
|
あなたの意見や感想を教えてください:
|
||||||||||||||||||||||
|
最も参考になったカスタマーレビュー
41 人中、36人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
とにかく面白かった,
By ヨハン・シュトラウス (千葉) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: カラマーゾフの兄弟〈上〉 (新潮文庫) (文庫)
ドストエフスキーの最高傑作にして、集大成的作品。カラマーゾフの3兄弟に人間の全てがあるとまで言われます。 世界文学屈指の傑作ということでためらう方もいるでしょうが、ミステリー小説的な楽しみもあるので素直に楽しめるはずです。 まあ、なんといっても食い入るように読んだのはプロとコントラの章、そしてその中でも特に大審問官ですね。作者に目の前で説き伏せられているような迫力を感じました。 先ほども言ったミステリとしての面白さ、息を呑む審判のシーンなど、小説のあらゆる面白さが詰め込まれています。そして最後には感動が・・・。
24 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
座り読みでこの作品の魅力を知る,
By ひさ - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: カラマーゾフの兄弟〈上〉 (新潮文庫) (文庫)
勿論私は世の中に存在する全ての文学作品を読んでいない。しかしこの「カラマーゾフの兄弟」は史上最高の文学作品である。 これを否定する方は、これを超える作品を挙げて頂きたい。 ここにはもう既に書き尽くされた感のあるあらすじや賛辞は書かない。 ただこの書を手に取るきっかけを提供してみたい。 あなたがもし、人生の糧となる読書体験をしたいと望んでいるのなら、この作品を読んで欲しい。 私はこの作品を読む度に、人生の深遠、人間の愚かさと美しさ、この世の不条理、生きていれば思索せざるを得ないこれらのテーマを考えさせられる。 それでも答えは出ないし、この作品に答えは書いていないのだが、それを考えること自体が無駄ではないのではないだろうか。 また説明できない涙を禁じえない作品でもある。 いくつもの心に残る場面があるが、この作品のボリューム故にこの作品を手に取ることを躊躇している方は、上巻の「反逆」の章だけを読んでみて頂きたい。 最近は立ち読みならぬ「座り読み」さえ許してくれる大型書店が多くなった。 たったの30分もあれば「反逆」の章は座り読みで「読了」するだろう。 恐らくあなたは、イワンの圧倒的な迫力を持つ世の不条理への反抗に涙し、この作品を買うことになるだろう。 あとはこの異次元の読書体験をお楽しみ下さい。
5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
近代のキリスト造型への再挑戦,
By
レビュー対象商品: カラマーゾフの兄弟〈上〉 (新潮文庫) (文庫)
坂口安吾は『不良少年とキリスト』で次のように書いている。"奴(ドストエフスキー)ぐらいの腕ッ節になると、キリストだの何だのヒキアイに出さぬ。自分がキリストになる。キリストをこしらえやがる。まったく、とうとう、こしらえやがった。アリョーシャという、死の直前に、ようやく、まにあった。" 私は、ドストエフスキーは、少なくとも本作ではまだ、新たなキリストを造型したのではなく、近代にキリストを降り立たせる前段階として、福音書がほとんど記録していない少年・青年前期イエスを描いたのだと考えている。 『白痴』でいきなり近代のキリストを描こうとして果たせなかったドストエフスキーは、少年期から描き起こして、その課題に再挑戦したのではないか。 "よく侮辱を受けた一時間ほどあとに(中略)人なつこい冷静な態度で、自分のほうから話しかけたりすることがあった。その際にも侮辱をうっかり忘れたとか、ことさら赦してやるとかいう態度をとるわけではなく、ただそんなことを侮辱とみなしていないだけだったので、これが子供たちの心を惹きつけ、征服するのだった。"(P.44-45) この上巻で描かれた少年アリョーシャの肖像は、ヨハネ伝で罪の女への考えを問いただされながら素知らぬ顔で地面に何かを書き続ける男の少年期の肖像として、ルカ伝の悟りすました神童像よりよほど似つかわしくないだろうか。 もちろん、福音書のイエスには、アリョーシャにはない老獪さがある。 この小説の続編が執筆されたなら、近代のキリストはどのような姿を現しただろうか。
あなたの意見や感想を教えてください: 自分のレビューを作成する
|
最近のカスタマーレビュー |
|
この商品のクチコミ一覧
クチコミを検索
|
関連するクチコミ一覧
|
|
|
|