乗り移ったのは「小林真」という自殺したばかりの14歳の少年。ところが、真は絵を描くのが得意な以外は、親友と呼べる友だちもいない、冴えないヤツだった。父親は自分だけよければいい偽善者で、母親はフラメンコの先生と浮気中。しかも、好きな女の子は、中年オヤジと援助交際中ときた。しかし、ホームステイの気楽さも手伝って、よくよく周りを見回してみると、世界はそんなに単純じゃないってことが次第にわかってくる。
森田芳光の脚色で映画化もされた、多くのファンをもつ1冊である。著者は、講談社児童文学新人賞受賞作「リズム」でデビューした児童文学界のトップランナー、森絵都。シナリオライターだった著者による本書は、生き生きとしたセリフが心地よく、軽快なテンポで一気に最後まで読ませる力をもっている。そして、周りを見渡せばすぐにいそうな登場人物との距離感が、物語をよりリアルにみせてくれる。
中学生が主人公である本書は、中学生に読んで欲しい本ではあるが、「世界はたくさんの色に満ちている」というテーマは、どの世代にも共感できるもの。かつて中学生だったすべての大人にもおすすめしたい。(小山由絵) --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。
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最も参考になったカスタマーレビュー
82 人中、73人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
人生はモノトーンじゃない,
By
レビュー対象商品: カラフル (単行本)
家族のこと、学校のこと、友達のこと、自分の体のこと、恋や異性のこと・・・人生ってうまくいかないことだらけ。「なんで自分だけが!」「苦しいだけの人生なんて意味なんてあるのかな?」そんな風に考えてしまうことってみんなあると思う。 でもこの本を読めば分かります。そんな風に悩む自分はおかしくないし、むしろ普通なんだってこと。見渡せば不器用で頼りないけど一生懸命、自分を支えてくれるひとたちがいること。 僕たちはみんな、前世の記憶を消され、生きることの意味を教わらないまま、期間限定でこの体にホームステイさせてもらっている。どうせ数十年の期間限定だ。傷つき苦しみながらも自由に生きたらいい。 悩める中学生に是非読んで欲しい本。非常に重要で重いテーマなのに、軽快にさらりと読めて前向きな力が湧いてきます。人生にちょっと疲れた僕たち大人にもおすすめです。
24 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
大切に生きる,
By カスタマー
レビュー対象商品: カラフル (単行本)
小4の息子が私より先に一気に読みました。本は楽しんで読むものだと思っているので教訓めいたものは言いたくないのですが、命を大切にして生きることを感じてくれたらと思いました。私も思春期に従弟が自殺してしまったので涙がとまりませんでした。絵本で知った作者の本をもっと読みたくなりました。
21 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
この本から教えられたこと,
By
レビュー対象商品: カラフル (単行本)
中学生の私にとって、とても読みやすい本でした。最初から最後まですらすら読むことができたし、読後はすがすがしい気分になることができました。 この作品は、主人公の気持ちはもちろん、まわりの家族や友だちの気持ちもすごく伝わってくる作品だったと思います。 また、中学生の主人公は気持ちはとても共感できました。 この本を読んで、自分のまわりにいてくれる人たちの大切さを改めて教えられました。 最後に天使が言った言葉も心に残ります。 この本からたくさんのことを教えられました。
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最近のカスタマーレビュー
5つ星のうち 3.0
携帯小説?
う〜ん・・・レビュー評価が高かったせいか、 損した感が強いです。 個人個人の話に深みが無く、ツッコミどころもあり、... 続きを読む
投稿日: 6か月前 投稿者: har
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