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カラフル (文春文庫) 文庫 – 2007/9/4


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商品の説明

内容紹介

今もなお、新しくて、温かい。もう一度読み返したい森絵都作品

森 絵都 debut 20周年
YA小説の金字塔! 森 絵都 再読!

※本書は1998年7月に理論社から刊行された『カラフル』を加筆修正したものです。 --このテキストは、 単行本 版に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

生前の罪により、輪廻のサイクルから外されたぼくの魂。だが天使業界の抽選にあたり、再挑戦のチャンスを得た。自殺を図った少年、真の体にホームステイし、自分の罪を思い出さなければならないのだ。真として過ごすうち、ぼくは人の欠点や美点が見えてくるようになるのだが…。不朽の名作ついに登場。

登録情報

  • 文庫: 259ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2007/9/4)
  • ISBN-10: 4167741016
  • ISBN-13: 978-4167741013
  • 発売日: 2007/9/4
  • 商品パッケージの寸法: 15 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (104件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 1,590位 (本のベストセラーを見る)
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17 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 AUSy 投稿日 2012/4/8
形式: 文庫
とりあえず、自分をころす前に1分でも1秒でも長く生きてみて欲しい。
苦しいかもしれないけどその人の人生をその人自身の魂で生きて欲しい。
"今日と明日はぜんぜんちがう。明日っていうのは今日の続きじゃないんだ、(by 早乙女くん)"
明日には明るい世界があるかもしれないし、もしかしたらまた苦しい世界が待ってるかもしれない。
けれど、いずれ終わるんだよ苦しいときも、幸せなときも。
それの繰り返しなんだと思う。この世界は。
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6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 Edgeworth-Kuiper Belt 殿堂入りレビュアートップ10レビュアー 投稿日 2013/6/15
形式: 文庫
「人は自分でも気づかないところで、だれかを救ったり苦しめたりしている。この世があまりにもカラフルだから、ぼくらはいつも迷ってる。どれがほんとの色だかわからなくて。どれが自分の色だかわからなくて」。

なんとも唐突な始まりだ。
死んだ魂が抽選に当たる。
自殺した直後の中3の少年の体で期限1年のホームステイ。
天使のプラプラが、何も知らない魂にこの少年の情報を与え、
魂は勘のいい1人の少女に怪しまれたり、
あまりに複雑な事情を抱えた小林家と学校の知人たちに驚きつつも、
ホームステイを通じていろいろな経験をしてゆく。
そして。。。。

実にいい話しだった。
しかも、読み出したら途中で止められない。

柔らかく、優しさがほのかに漂う文体に救われてはいるものの、
魂が少年の体を通じて放り出される状況の設定自体は、なかなかシリアス。

この作品は、世の中の不条理さ、人間の愚かさ、
といったものを、全くかばっていない。
人生は素晴らしいとか、目的を持って生きるべきとか、
安易に説教じみたことを説いているわけでもない。
なのに、強くたくましいメッセージが最後に読者の心に残される。
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58 人中、49人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 九月 投稿日 2007/9/22
形式: 文庫
死んだ魂である「ぼく」が抽選にあたり、
自殺した少年・真として生活し、
修行することで輪廻の輪に戻れますよ、と天使にいわれる。
断ることはできないため、しぶしぶ真として生活をはじめる「ぼく」。

真の家庭は、一見幸せな家族に見えるものの
中に入ればいろいろある、というある意味しごく平凡な家庭。
真自身、どこにでもいそうな平凡な少年で、
それでいて中学生で自殺するという真の選択が
ごくありうる選択として、描かれています。
真の周囲の人間も、きわめて平凡な人間の集まりで、
それらを死んだ魂として客観的に見ていた「ぼく」は
真が見ることがなかった、彼の人生の続きをひきつぐことで
ひとつの結論に達します。

天使や生まれ変わりといったファンタジックな要素を持ちながらも
現実的な生活がしっかりかかれた作品です。
重いテーマですが、さわやかに描かれています。
秀作。
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 春雨 投稿日 2012/3/14
形式: 文庫
 何かいつもと違うことをしたときに、「○○君は〜〜だと思ってたのに」なんて台詞を言われることがあります。他人の意見などどうでもいいとは思いつつも、次からは言われたような行動をとってしまう。そうして本来の自分とは別の何かが形成されてしまう。カラフルはそうやって「作られた」少年の本来の姿を探す物語です。

 冒頭はライトノベルのような軽い展開なので不安視しましたが、主人公が置かれた最悪のホームステイ先が徐々に明らかになるにつれ面白くなってきます。最悪な状況からのスタートから物語の落ちどころも見えてくるんですが、父・母・兄・片思いの少女・変なチビ女と、それぞれのエピソードは飽きずに読めるものでした。というのも、小林真と主人公は同じものを見ているはずなのになんだか違う、そのささいな変化にこの物語の本質があることに気がついたからです。周囲の人に見られる自分が違うように、自分が見る周囲も違うのだということに思い当たったとき、ちょうど綺麗にホームステイが終わります。無駄のない爽快感のある幕引きには思わずぐっときました。

 ひとは綺麗な面も汚い面もいろいろな側面を持っている。それは見方によっていろんな色になる。そういった当たり前のことをわかりやすく、爽やかに教えてくれた良い物語でした。
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