この本は、友人に薦められて手に取りました。
彼に言わせると、「アフリカの現状がいやというほどよくわかって、最初の三十ページで絶望的な気分になれる、ある意味素敵な本だよ」ということでした。
彼の言うとおり、最初の三十ページどころかそれこそ十ページいかないうちに「生き地獄」をみせつけられ、暗澹たる気分になります。この暗澹たる気分がこの本の三分の二以上にわたって続くのですが、不思議とひきつけられ、読むのをやめられなくなります。
ところが、彼の紹介には一つだけ間違いがありました。 本書の最後の最後に、アフリカのかすかな希望が見えてくるのです。前半があまりに暗かったために、なおさらこのかすかな希望が明るく見えてくるのかもしれません。
買った日に、半日で読み終わってしまいました。名作です。