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カラオケ秘史―創意工夫の世界革命 (新潮新書)
 
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カラオケ秘史―創意工夫の世界革命 (新潮新書) [新書]

烏賀陽 弘道
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

世界中の音楽はもちろん、生活スタイルまでも変えてしまったカラオケ。その成り立ちを調べ始めた著者は、次々と意外な事実を発見する。これまで伝えられていなかった「真の発明者」の存在、カラオケボックスが岡山のうどん屋から生まれた背景、原子力博士が通信カラオケを開発した事情…。音楽を愛し、創意工夫を欠かさなかった男たちの情熱とアイディアが結実するまでを描く。カラオケの正史にして決定版。

カバーの折り返し

世界中の音楽はもちろん、生活スタイルまでも変えてしまったカラオケ。その成り立ちを調べ始めた著者は、次々と意外な事実を発見する。これまで伝えられていなかった「真の発明者」の存在、カラオケボックスが岡山のうどん屋から生まれた背景、原子力博士が通信カラオケを開発した事情......。音楽を愛し、創意工夫を欠かさなかった男たちの情熱とアイディアが結実するまでを描く。カラオケの正史にして決定版。

登録情報

  • 新書: 205ページ
  • 出版社: 新潮社 (2008/12)
  • ISBN-10: 4106102927
  • ISBN-13: 978-4106102929
  • 発売日: 2008/12
  • 商品の寸法: 17.4 x 11 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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By 革命人士 トップ500レビュアー
形式:新書
カラオケには、1人の手で生み出された物ではなく、いくつもの無欲のブレークスルーが重なりあって、大きな産業になったことが本書を読み分かった。冒頭で「カラオケの発明者」を一人に限って取り上げていた、これまでの「カラオケ史観」をブルドーザーのように潰した後、これまで不運にも取り上げられてこなかった人たちも含め「カラオケの父たち」の半生を次々と紹介していく。最後にカラオケ用楽曲の制作現場を紹介するが、てっきり、機械で自動的に生成される、または原盤を持つ会社から提供されていると思っていたので、5日はかかるというその手作りぶり、ストイックな職人さに驚いた。

本書が取り上げた3人のブレークスルーの物語は非常に読みでがある。どれも明るく楽しい人物ばかり、エピソードもとても面白い。特に「カラオケうどん屋」から「カラオケボックス」の発想へ結びついた経緯というのがバカバカしくていい。「カラオケボックス」の考案者のおっさんのコメントなど本人が前にいるかのようなニュアンスまで汲み取れていて、臨場感を引き立てるせりふ回しはどれも練りに練られている。また、些末なようだがあいまいだと興ざめしがちな過去の統計、価格などの数字も丁寧に記述されていて、取材が緻密なことを感じさせる。また、リードの文章もいかに「カラオケ産業」が巨大か、数字を有効に使い、読者の興味を巧みに引き寄せている。また、テンポ良く短文を積み上げ、なめらかに物語を展開する文章も読みやすく、素晴らしい素材を生かした著者の力量も確かだ。
このレビューは参考になりましたか?
8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ソコツ トップ100レビュアー VINE™ メンバー
形式:新書|Amazonが確認した購入
カラオケの発明とその技術的な進化の歴史を、当事者への綿密な取材に基づき記述した本である。カラオケに関するウンチクを蓄えるためにも、また戦後の日本人の「歌」とのつきあい方を考える上でも非常に参考になってくれる労作であると思う。
カラオケの起源を井上大祐氏(神戸)の「8ジューク」とするTIME誌でも紹介された通説を退け、根岸重一氏(東京)という電気部品の組み立て工場経営者にその開発+商業化の始まり(1967年)を認定する意見にはまず驚いた。しかも両者はお互いの存在を知らずに同じようなモノを発明していたというのだから、ますます驚きである。井上氏の方がより「成功」したのは、彼がミュージシャン(バーの客の伴奏者)であったために、カラオケ用の曲のアレンジをする能力に長けていたこと、そして当時のカラオケの最大の商売敵であった「流し」の懐柔に成功したことにあるという。なるほど。
ついで、カラオケボックスの登場(1985年)と通信カラオケの導入(1992年)の経緯が説明される。佐藤洋一氏という岡山県のお弁当屋さんが、妻の交通事故を偶然のきっかけとして、その後またたく間に増加していったカラオケボックスを創造してしまったというエピソードは何とも刺激的であり、ミシン会社に迎えられた札幌の研究・技術者(安友雄一氏)が、ほとんど会社の意向を無視しながら通信カラオケ技術の基礎を築いていった過程の紹介には、ついつい笑ってしまいながら感動すらした。
郊外のロードサイドから大都市の駅ビル内までいつでもどこでも操作簡易かつ新曲もハイスピードで楽しめる現在のカラオケ文化が、素敵な偉人たちの大衆的な娯楽精神や新たな商品開発へのたゆまぬ努力によって開発されてきたという知られざる歴史を振り返ることで、カラオケのありがたさが思い知らされ、カラオケが今よりももっと心地よいエンターテイメントに感じられるようになるだろう。
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11 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 馬場伸一 トップ500レビュアー
形式:新書
大晦日の紅白で、羞恥心+Paboが「陽は、また昇る」の中で

頑張れ日本 凄いぞ日本 頭のいい国 日本
インスタントラーメン 缶コーヒー カラオケ この国考えた

と歌っていた。そのカラオケの発明と普及を克明な取材によって明らかにしたのが本書だ。

評者の個人的な体験でも、すでに90年代半ばの上海の夜に「※拉OK」のネオンサインが林立していたし、イギリスの田舎まちのパブにおいても「Karaoke Night」(「カラオーキィ・ナイト」と読まれていた)が大人気であった。カラオケが、日本発の世界を席巻した文化であることは間違いない。(※上部が「上」、下部が「下」の漢字。発音は「ka」)

本書を読むと、カラオケの発明と普及が実に「日本的」な過程を経ていたことがよくわかる。
良かれ悪しかれ「現代日本的なるもの」をカラオケという文化が象徴している。
筆者は本書の最後において「こうした「カラオケの父たち」を訪ね歩いた筆者が驚いたのは、その誰もが極めて謙虚で、きわめて無欲なことです。」と感慨を込めて述懐している。本当に、そのとおりなのである。

読んで面白く、日本についていろいろと考えさせてくれる本。ぜひご一読されたい。
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投稿日: 23か月前 投稿者: kaz
読んで得する良書です
音楽に造詣の深い著者が丹念な取材で日本生まれのカラオケの歴史を紹介しています。テンポの良い語り口で最後まで一気に読めます。カラオケという大発明に貢献した登場人物た... 続きを読む
投稿日: 2010/4/29 投稿者: 出雲みさき
カラオケ物語りとしては文句なし
... 続きを読む
投稿日: 2009/5/24 投稿者: ねぼすけ2004
新技術は個人から?
新技術は、個人の努力から形成されることが多いと聞く。
カラオケの成立においても、何人かの個人の努力の一端が、本書に記載されている。... 続きを読む
投稿日: 2009/4/21 投稿者: kaizen
カラオケが大好きな人がウンチクを仕入れるには最高の本です。
... 続きを読む
投稿日: 2009/2/18 投稿者: 21世紀のケインジアン
痛快な娯楽史
多くの日本人が経験しているのに多くの日本人が知らない、カラオケをめぐる歴史の物語である。既存の関連本に記された「まことしやかな事実」を踏襲することなく、カラオケ誕... 続きを読む
投稿日: 2008/12/28 投稿者: うずまき之介
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