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投稿者: 遠近法 (詳しいプロフィールを表示) 『カメラ・オブスクーラ』(1933)は、ナボコフが33歳のときにロシア語で書いた小説ですが、これまでの邦訳書である川崎竹一訳『マグダ』(1960)はフランス語訳からの重訳、篠田一士訳『マルゴ』(1967)はナボコフ自らが英訳したバージョンからの訳であり、ロシア語版原典の翻訳は本書が初めてということになります。 美しい少女と中年男の関係をめぐって展開される『カメラ・オブスクーラ』は、筋からしてナボコフの代表作『ロリータ』を思わせますが、他にも類似点が少なくなく、1955年に発表される『ロリータ』の原型的小説と言えるでしょう。 『ロリータ』や他の後期作品に比べると、ずいぶん読みやすい作品なので、... 続きを読む |
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