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カムイ外伝-スガルの島- (ビッグコミックススペシャル)
 
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カムイ外伝-スガルの島- (ビッグコミックススペシャル) [コミック]

白土 三平
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,300 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

抜け忍として組織に追われるカムイが流れ着いた島には、同じ抜け忍のスガルが漁師の妻として暮らしていた。猜疑心の強いスガルとは衝突しながらも、カムイは島の暮らしに惹かれてゆく。だが、悲劇は突然襲ってきた…

登録情報

  • コミック: 490ページ
  • 出版社: 小学館 (2009/8/28)
  • ISBN-10: 4091826997
  • ISBN-13: 978-4091826992
  • 発売日: 2009/8/28
  • 商品の寸法: 21 x 15 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 椅子人間 殿堂入りレビュアー トップ50レビュアー
形式:コミック
「カムイ外伝」は白土三平の“娯楽作品”の最高傑作だと思います。白土入門には、有名な「カムイ伝」本編よりもむしろ、この「外伝」の方が向いてると思います。こちらから先に読んでも何の問題もなく楽しめます。「カムイ外伝」は短編もしくは中編群で構成されており、現行の文庫版で全12巻、旧ビッグコミックスでは全20巻が出版されています。また近年、「カムイ伝全集 決定版」としても刊行されました。

かなりの巻数があるが最後まで高いクオリティーを誇り、中でもこの「スガルの島」は、全話中で最も人気・評価の高い名作中の名作です。絵も迫力があり、「バガボンド」「シグルイ」「あずみ」といった、近年話題となった時代劇漫画のファンの人にも十二分にアピールし得る作品だと思います。映画の原作になったことで、こうして「スガルの島」のみ抜粋して刊行という形がとられています。

また、「カムイ外伝」は1960年代に連載された前期作品と、80年代に再開された後期作品に分かれます。分量は後期作品のほうが圧倒的に多い。同じタイトルのシリーズ作とはいえ、前期と後期ではテイストが全く違います。

この「スガルの島」は後期作品にあたるのですが、後期作品は1つの話に費やすページ数が多く、忍法やアクションよりもドラマ創りに重点が置かれています。絵は前期は漫画的な感じで、後期では線の多い劇画調の絵に変化しています。
このレビューは参考になりましたか?
5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By kgd
形式:コミック
元々、この『カムイ外伝〜スガルの島〜編』のエピソードは、1969年にTVアニメーションとして先行発表されました。
更に、それを再編集・再構成して仕上げた劇場版『カムイ外伝・月日貝の巻【劇場版】 [DVD]』も東宝系で1971年に一般公開されました。
その後、11年を経た1982年には原作者の白土三平さん自身による劇画が小学館の『ビッグコミック』で連載されました。
それを一冊にまとめたのが本書である。
アニメ版も劇画版も、新旧ファンから多くの支持を得てきた作品で、どちらも中々“大人の雰囲気”のある仕上がりとなっている。
原作者による確りと構成されたプロット(あらすじ・登場人物の設定・事件・小道具・世界観)を基に忠実に映像化された最初のTVアニメ版を
更に押し進め昇華させたものが、この劇画版なのであろう。手法は違えどアニメ版も劇画版も“同じ世界観”を共有しているのだ。
しかし、2009年に公開された実写版映画は“全くの別物”であった。

実写版映画は、この同じエピソードを原作としているものの、基本となる本来のストーリーが、何故か“変梃りん”に脚色されてしまっている為、
基のストーリーで大事なシーン(“馬の白い足に魚が群がっている”シーンや、幸運の“亀”の出現シーンが大事!)が抜けていたり、
変更されていたり(“運命の悪戯”を無視したり、半兵衛がカムイを海に突き落とす等)、要らないシーンまでも付け加えられたりしているので、
幾ら出演した俳優が良い演技をした処で、 ストーリーが分かり難いのだ。
特に、原作{劇画&アニメ}に確りと描写されている“(殿様の)馬の白い足に魚が群がっている”シーンは、この物語には“必要不可欠”で、
この重要なシーンの欠落は“致命的”である。(何故、スタッフの誰か一人でも気が付かなかったのだろう? 間抜けとしか言いようがない。)

更にどういう訳か、忍者同士のアクション(特にワイヤーを使用したシーン)が不自然で、海・鳥・鮫等の自然描写のCGにも違和感があり過ぎる。
海や空の色彩感覚も不自然で、かなり問題がある。ロケ地を沖縄にしたことも災いして、画面に南国情緒が介入し“スガルの島”ではなかった。
そして、肝心要の主演の人は“カムイ”ではなかった。顔も体型も声も演技も全然“カムイ”ではない。
映画の冒頭で使用された原作者による主人公カムイの原画と“イメージのギャップ”が余りにもあり過ぎるではないか。
そう、むしろ『カムイ伝(本伝)』の脇役“キギス”にソックリです。(巻末の鼎談に顔のアップが掲載されているので判る。)
残念ながら、主人公“カムイ”の様に抜忍の宿命を背負った“陰のあるクールな美青年役”は、彼には全然似合わないと思いました。

あの実写版映画には、この原作にはある筈の“大人の雰囲気”がないのである。
この原作の劇画版やアニメ版の持つ、厳粛かつ壮大で素晴しい“世界観”のほとんどが、ものの見事に“台無し”となっています。
あの実写化では、原作者の白土三平さん及びアニメを制作された当時のスタッフの方々が、本当に“気の毒”に思います。
きっと、この白土さん原作の劇画やアニメを観ていなかった方達は(話が理解出来ず)もっと“困惑”されたことでしょう。
実写版映画化は所詮“無理”で失敗に終わったようです。
『カムイ外伝』のファンにしてみれば、まともに出来もしない実写版映画化は“ありがた迷惑”の極みでした。
『カムイ外伝〜スガルの島〜』を堪能するのは、この白土三平さん原作の劇画とアニメを鑑賞することで“十分”です。

巻末にある“鼎談”に、あの実写版映画の宣伝に“都合良く”使われてしまった白土三平さんのお言葉がある。
そこで白土三平さんが「初めて生身の、本物のカムイと会ったような気がする。」と仰ったのは、あの実写版映画を観ての感想ではなかった。
それは、主演の役者が極限状態でのロケ撮影でも頑張って役を演じたという趣旨の話をしたことを受けての、正に“労い”の言葉だったのである。
幾らロケで精神的に主人公と同じ様な辛い心境にあったとしても、“労い”の言葉となると、実際にカムイに等しいという捉え方ではないのである。
皮肉にも、この“労い”の言葉が映画の宣伝に使われてしまったことで、白土ファンに誤解を招いてしまったのも事実でした。

あの実写版映画の公開に合わせての出版とはいえ、本書に巻末の鼎談は要らないと思いました。純粋に原作の劇画のみで十分だと思う。
(あるいは、“鼎談”ではなく、『カムイ伝』の歴史等、コラムを載せていただきたかった。)
帯の映画宣伝も必要ありません。表紙になった白土さんによるカムイのオリジナル・イラストは、とても素晴しいのですが、この商品の構成では
余計な部分がマイナスとなり、残念ながら★3つです。本来なら原作の劇画のみの掲載だけで★5つとなる筈なのですが…。本当に残念です。
処で、何故か同じ“全話分収録”の“ムック本”『カムイ外伝/スガルの島 (My First Big SPECIAL)』のレヴューが混在していますが、そのムック本
の場合、他の本の宣伝が各章の区切りごとに挿まれてはいるものの、純粋に原作の劇画のみを収録しているので、文句なしに★5つ!です。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By kgd
形式:ムック
1965年〜67年に『週刊少年サンデー』で発表された『カムイ外伝(第一部)』(全20話)カムイ外伝/雀落とし (My First Big SPECIAL) 
に次ぐ続編“『カムイ外伝(第二部)〜スガルの島〜』”のエピソードが、遂に“全話収録”のムック本となって登場です。

元々、この『スガルの島』編のエピソードは、原作者の白土三平さんによるプロット(あらすじ・登場人物・事件・小道具・世界観等)を基に
1969年にTVアニメーションとして先行発表されました。
それを再編集・再構成して仕上げた劇場版『カムイ外伝・月日貝の巻【劇場版】 [DVD]』も東宝系で1971年に一般公開されました。
その後、11年を経た1982年には原作者の白土三平さん自身による劇画が小学館の『ビッグコミック』誌上で連載されました。
このムック本は、それを一冊にまとめたもので、前巻の『外伝(第一部)』よりも作風が“ぐっと大人の雰囲気”のある仕上がりとなっています。

 『カムイ外伝』とは、別個の作品『カムイ伝(本伝)』から主要人物の“夙のカムイ”を取り出し、彼に焦点を絞ったシリーズで、
(ある理由から)忍者社会を離脱し“抜け忍”となった為、数多くの刺客(暗殺者)達の追及をかわしながら孤独な逃亡の旅を続ける
“抜け忍カムイ”の人間模様を記したエピソード集です。今回の『スガルの島』編は“運命の悪戯”によって繰り広げられる傑作編です。

過去にも『スガルの島』編を一冊に完全収録した単行本が同社から出版されてはいるものの、
(何故か、その単行本『カムイ外伝-スガルの島- (ビッグコミックススペシャル)』のレヴューが、このムック本の所に混在していますが。)
同じ“全話分収録”での“ムック本”化は(価格もリーズナブルで)嬉しい処である。
前巻のムックと同様、今回の『スガルの島』編も“全話”を手軽に一気に読めるという処が良いです!

このムック本を鑑賞することで、(同じエピソードを原作とする)あの実写版映画が“可笑しな表現と展開”をしていることが本当に良く判ります。
何よりも肝心の主人公が…。 あの似てない人を使って、もう映画作っちゃちゃ駄目よ。(笑)
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