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15 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
超然たる漫画,
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レビュー対象商品: カムイ伝 (1) (小学館文庫) (文庫)
強くなりたい非人カムイ、本百姓になりたい下人正助、家老の子竜之進と非人オミネの恋。生まれ得た身分に「らしく」生きることを強いられた時代に、それに抗う生き方をした人たち。自然の摂理と違って身分制度は人間の作ったものであるから必ず綻びがある。江戸幕府の作った身分制度は圧制を強いられた農民たちによって支えられていた。綻びは農民たちの我慢が限界に達したときに一気に解れる。非人はその農民たちによる綻びを繋ぎとめておくために幕府が作り出したもっとも重要かつもっとも酷い扱いを受けた人々である。最下層の非人たちは見上げ怯える眼しか持っていなかったがカムイは違った。そんなカムイを含め時代に翻弄された人々の物語。
14 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
日本の(いや世界の)劇画史に残る傑作長編,
レビュー対象商品: カムイ伝 (1) (小学館文庫) (文庫)
月刊『ガロ』は、この「カムイ伝」を連載するために創刊されたのだ。これはその『第1部』の文庫本化。通常サイズのオリジナル版とはページ立てが異なる。今回の第1巻『誕生の巻』には、1964年12月号連載の「誕生」から翌3月号の「マスドリ」までを収録。1章=連載1月分につき平均100ページで、以降しばらくはこのペースで掲載されている。 主人公と白オオカミの名に「カムイ」(神)という比較的知られたアイヌ語を使用している点、その白オオカミのエピソードにこの巻ではかなりのページ数を割いているのに連載途中から全く登場しなくなってしまう点など、この歴史的大作も連載途中で大幅に構想が変更されたことを伺わせる。
5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
劇画の古典、必読書,
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レビュー対象商品: カムイ伝 1 (ゴールデン・コミックス) (単行本)
「カムイ伝」(第一部)は白戸三平の代表作と言うだけではなく、このジャンルにおける最高傑作のひとつ、もう、古典、と読んでいいと思います。江戸時代の封建制度とはどういうものか、百姓一揆とはどういうものか、が実感を伴って理解できます。ストーリー展開は言うまでもなく、絵のほうにも大変迫力があって、私は文庫版で読んだのですが、これだと画面が小さすぎる印象を受けます。劇画を小説と比較することにはいろいろ問題があると思いますが、つまらない小説を読むよりはずっと面白いですし、もっと率直に言えば、大抵の日本文学(歴史小説)は「カムイ」のレベルには達していないと思います。かなり長いですが、劇画ファン、時代劇ファンでなくとも、一読の価値があります。 必読書、という言葉を添えて、推薦致します。
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