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カミソリシュート―V9巨人に立ち向かったホエールズのエース (ベースボール・マガジン社新書)
 
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カミソリシュート―V9巨人に立ち向かったホエールズのエース (ベースボール・マガジン社新書) [単行本]

平松 政次
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 945 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

ドラフトで1位指名を確約してくれた巨人に裏切られ、大洋に入団。当時、頭の中にシュートボールという球種はかけらもなかった。浮き上がる速球と大きなカーブだけで、十分通用すると思っていた。しかし…プロのパワー、スピード、テクニックを嫌というほど思い知らされた。そうして迎えた3年目のキャンプ。引き出しの中に放り込んだままになっていたシュートボールが、ひょんなことから、ひょっこり出てきたのである。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

平松 政次
1947年9月19日、岡山県生まれ。岡山東商業高―日本石油(現・JX日鉱日石エネルギー)を経て、67年にドラフト2位で大洋ホエールズ(現・横浜ベイスターズ)入団。高校・社会人時代には、センバツ大会、都市対抗大会に優勝。プロ入り後は、「カミソリシュート」を武器に大洋のエースに。特に巨人戦に強く、歴代第2位の51勝を挙げた。84年に引退。通算635試合に登板し、201勝196敗16セーブ、防御率3.31。最多勝2回、最優秀防御率1回、沢村賞1回獲得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 191ページ
  • 出版社: ベースボールマガジン社 (2011/05)
  • ISBN-10: 4583103514
  • ISBN-13: 978-4583103518
  • 発売日: 2011/05
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.8 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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By touten2010 トップ1000レビュアー
ON時代の全盛V9巨人と真っ向対決し、対巨人戦歴代2位の51勝を上げている平松投手が、淡々とみずからのプロ野球人生を語る。

東映の森安、西鉄の池永といった歴史の闇に消えていった超大物選手や、中日の星野、巨人のON、堀内、柴田、土井、阪神の村山、藤田平、江夏、田淵といった巨人V9時代の華やかなプロ野球選手たちに対し、優勝争いとは無縁の一球団選手として、もくもくと対決し、実績を上げていく姿はなぜか親しみを感じさせる。

巨人に一位指名を約束されながら、裏切られて大洋に2位指名される、弱小球団に所属することになったことにより、優勝争いとは無縁のプロ生活を送った平松選手だが、悲壮感や悔しさは全く感じられない。「男は自分の与えられた舞台で仕事をするだけ」という男気のようなものが感じられる。

今では少なくなった、高校野球での無理な連投や、プロ生活に入ってからも先発・リリーフとかなり負担の大きい起用をされたせいか、肩の障害に苦しめられ、「ガラスのエース」と呼ばれていたプロ生活後半時代のようすは、その時代の記憶がある大洋ファンであった私にとってはとても印象深い。つまり、「優勝を知らない大洋のファン」「明るい舞台にたったことの無いサラリーマン」にとっては、たまらない一冊です。

それにしても大洋という万年一弱球団に一生身を置きながら、201勝をあげその四分の一以上の勝利がV9全盛の巨人からというのはすごい。一方で王から25本もホームランを打たれたり通算与死球120のセリーグ記録をもっているなど味のある記録もあってほほえましい。

しかし平松選手の代名詞のシュートは社会人の時代に「OBらしき人」が頼みもしないのに教えてくれ、「シュートなんて必要ないが、無視するのは失礼だ。聞くだけ聞いておこうp.15」と半分聞き流していたものを覚えていたものだという、とりあえず人の話は聞いておくのが大切。
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By gomanjp
Amazonが確認した購入
東京から新幹線で大阪出張に行く時に、軽く何か読みたい時にお勧めの一冊。

内容はとてもライトで、著者が若くして父親を亡くし、苦労して岡山東商業に進学し甲子園優勝。

その後巨人にドラフトを約束されながら、実現せず日石に進み、その後大洋ホエールズのエースとなる。

彼の人生を淡々と振り返る構成となっている。

ONとの対戦の強い想いや、同時代に活躍した江夏や堀内への想いなどが綴られている。

また当時の野球界の様子も垣間見えて(第1回ドラフト世代、契約金のオファーなど)興味深いのだが、あまり深く掘り下げないのが惜しいところ。

しかし人柄の良さと尋常ではない努力の量と類い稀なる野球センス(プロ野球に入る前は、ジャイアンツの川上監督からむしろバッティングの評価が高かったくらい打撃も良かった)の持ち主だったことがよくわかる。

引退後残念ながら大洋ホエールズからも横浜ベイスターズからもコーチや監督として呼ばれることはなく、本人の悔しい気持ちも伺える。

ホエールズもベイスターズも何故かOBを指導者にあまり起用していない不思議なチームである。

(OBが指導者になることが必ずしもいいことでもないが...)

現在は解説者の他、NPO法人横浜ベイスターズ・スポーツコミュニティー理事長を務めている。

さて、その肝心のシュートに関してだが、人柄があまりにも良いせいか、どーんとわかりやすく「これが秘密だ!」みたいに書かれていない。

エピソードも申し訳ない程度にしか書かれていない。

彼がカミソリシュートを習うのは、日石時代。

OBの野村利則という人物から習ったそうだ。

ただし実際に使う事はなかった。

初めて使うのはプロ3年目から。

入団して最初の2年は甲子園優勝そして社会人でも実績を残した自慢のストレートとあまり自慢にならないカーブで勝負していたそうだ。

しかしあまり結果が出ない。

そして3年目のキャンプでひょんなことから試したシュートを投げたところからキャリアが加速的に上昇していく。

興味深いのは、この年、1969年に大洋はランニングコーチ(陸上短距離選手の田村武雄氏)を正式に起用しており、彼に下半身を徹底的に鍛えられたことも功を奏したようだ。

あまりエピソードは紹介されていないのだが、どれだけの切れ味かというと、1974年にジャイアンツ戦で内角に投じたシュートが実際は肘に当たったデッドボールだったのに、バットの根っこに当たったとされてファウルと審判にジャッジされた。

当時の川上監督は激昂し、ベンチから飛び出し人生唯一の退場処分をくらったそうだ。

しかも本人曰く、この当時は自分の全盛期ではなかったそうだ。

それでも審判の目を欺くことくらいはできるほどの切れはあったということだ。

全盛期ではないものの、動画で彼の投球をみることができるので是非みてもらいたい。
http://d.hatena.ne.jp/gomanjp/20120109
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