「あなたピアノ弾けるんでしょ?何か弾いてみて」と言われたときに、ショパンでも良いですけど、この曲集が弾けたらちょっと素敵です。
注意すべき点はひたすらテンポとSwingの表現です。ダウンビートに深いアクセントが乗る古典派~ロマン派の拍子感覚は通用しません。アップビートにアクセントが乗ってきますので「ンチャンチャ」という裏打ち感覚を常に持って演奏することが大事です。
記譜様式はまったくのクラシックで、16分音符や8分音符をものの見事に均等に書いてますので、JAZZに慣れてない人はうまくSwingして弾けないと思います。ただ作曲者のヒントが楽譜のあちこちに散りばめられていますので、注意深く読み取りましょう。たとえば1曲目の第一小節1拍目の左手。付点音符にテヌートが付いていますが、これは正確な3/4拍よりもちょっと長めに弾くようにします。こうすることで普通の付点音符よりも跳ねたリズムになって、自然な16ビートのグルーヴが表現できるでしょう。