前回に比べてシステム面では目新しいものが無く、そういった方向での成長はしておりません。ただ、これは良い意味での「成長していない」ということです。
「ロジックチェス」という新しい方法で証言を引き出したりしますが、これについては今までの「サイコ・ロック」などと変わりません。ただ物語の臨場感等を高め、これほどまで物語に違和感無く新しいシステムを挿入したのは、ある意味で高く評価できるでしょう。
またストーリー面では、前作のキャラクターが関わってくる場面が多いです。はっきり言えば「多すぎる」くらいです。新たなキャラクターも関わってきますが、それは主人公である御剣検事の関係者であり、その関係性は初めて逆転シリーズをプレイするという人は話についてゆけないでしょう。「逆転裁判からのシリーズをプレイしていない人」に優しい設定ではなく、いわば逆転裁判&逆転検事のファンである方がプレイしてこそ、この作品は100%楽しめるものだと思います。
これまで逆転シリーズをプレイして来た人間には、間違いなく「買い」の作品です。ファンであればあるほど、これは是非とも購入すべき一品かと思います。
逆転裁判らしさを失わず、展開が読めているのに解けない適度な難易度、新キャラクターの良さと深さ、そして主人公の成長……ファンであればストーリーは相変わらずの最高レベルです。
一作品としてこのゲームをプレイするのではなく、前回の作品と合わせて楽しみたいですね。