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カブールの燕たち (ハヤカワepi ブック・プラネット)
 
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カブールの燕たち (ハヤカワepi ブック・プラネット) [単行本]

ヤスミナ・カドラ , 香川 由利子
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,680 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

タリバンに統治されたアフガニスタンの首都カブールは、まさにこの世の地獄。廃墟と化した町では私刑が横行し、人心は荒廃していた。拘置所の看守アティクの心もまた荒みきっていた。仕事で神経を病み、妻は重い病に冒されている。友人は離縁を薦めるが、命の恩人である妻を棄てることは……。
だがやがて、アティクは夫殺しで死刑を宣告された美しい女囚に一目惚れしてしまう。女を救おうと右往左往し、やつれていくアティクを見て、彼の妻は驚くべき提案をするのだった……。

内容(「BOOK」データベースより)

タリバンに統治されたアフガニスタンの首都カブールは、まさにこの世の地獄。廃墟と化した町では私刑が横行し、人心は荒廃していた。拘置所の看守アティクの心もまた荒みきっていた。仕事で神経を病み、妻は重い病に冒されている。友人は離縁を勧めるが、命の恩人である妻を棄てることは…。だがやがて、アティクは夫殺しで死刑を宣告された美しい女囚に一目惚れしてしまう。女を救おうと走りまわり、憔悴していくアティクを見て、彼の妻は驚くべき提案をするのだった。壮絶なる夫婦愛を描いた衝撃作。

登録情報

  • 単行本: 182ページ
  • 出版社: 早川書房 (2007/2/23)
  • ISBN-10: 4152087978
  • ISBN-13: 978-4152087973
  • 発売日: 2007/2/23
  • 商品の寸法: 18.8 x 13.2 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
映画「アフガン零年」の感動を受けて、手にしたが予想を裏切られなかった。

ラストの展開がやや粗削りなのと、全体的に通俗小説っぽいのが残念だが、

日本人には想像しにくいアフガン現地の人々の息遣いを伝えるという点ではぴか一の小説、ぜひ一読をすすめたい。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
nomadeの作家 2010/2/27
形式:単行本
作家の父は看護師でアルジェリア解放戦線のメンバー、母は遊牧民。
彼は母の血を意識したのかもしれない。

幼児期から陸軍幼年学校に進み軍人の道へ。
大佐まで順調に進級し、いきなりのフランスへの亡命であった。
http://www.yasmina-khadra.com/index.php

この作品でこの作家を知った。昨年来日したとか。

作品で描かれるカブール、この世の地獄という名こそがふさわしい。
肌を鑢の如く刻み込ませる太陽の光とざらつく砂風。

乏しい食事と水と心の慰め、そしてふんだんに溢れかえる憎悪と暴力。
絶え間ない苦役と死。

その中で描かれるのは人間の根底に潜む豪奢な美である。
なんともやりきれない美しさである。
翻訳が素晴らしい。
このレビューは参考になりましたか?
4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
タリバンの原理主義的支配下にあった時代のアフガニスタンの首都を舞台に、公開処刑される囚人の拘置所の看守アティクと病身の妻ムサラト、かつてはともに自由主義的な開放に希望を抱いて行動し、今は零落した元エリート、モフセンとズナイラの夫婦が織り成す物語。

 原理主義によって荒廃した状況を取り上げながら、男と女という問題を入れ込んだ点が印象に残ります。二組の夫婦ともに、すさんだ夫と達観した妻、厳しい状況の中でも女への甘えを捨てられない男。甘えてくるモフセンをズナイラは突き放し、打ちどころの悪かったモフセンは死に、ズナイラは夫殺しとしてアティクの働く拘置所に死刑囚として収監される。そしてアティクはズナイラに恋してしまい、彼女の無実を妄信して救い出そうとし、妻にまでその苦悩を吐露してしまう。

 遠くない死を予感するムサラトは、タリバン支配下で無気力になっていた夫に、あなたは久しぶりに輝いている、あなたは恋をしていると言う。この辺り、厳しい状況を取り上げる男性作家としては、男女のことが分かっているなあ、こういうところがきちんと押さえられている小説でよかったなあ、と楽しくなりました。
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