奈良市内でカフェ「カナカナ」と雑貨店「Roro」を営む井岡美保さんが語るチェコ、スロヴァキア、ハンガリーのガイドブックのような感じをうける本でした。すでにロシアやブラジルに関する本も出版されているようで、本書は中欧のガイドブックのようですが、旅の内容も選ばれたアイテムも洗練されたもので、眺めているだけで心が和むような編集になっていました。
「夢のような町プラハ」「優しい人の町ブラチスラヴァ」「ため息のもれる町ブダペスト」という中欧の3つの古都であり、首都を中心に紹介しています。おしゃれな雑貨店、古書店、美味しいレストランやカフェ、そしてバスや鉄道の乗り方を始め、タクシーは高く吹っかけられるといった知識まで書かれており、これからこれらの街を散策する人には格好の本でしょう。
また当面訪れる予定のない人でもオールカラーで紹介された可愛いステキな品物の写真を見ているだけで、旅に出なくても心地よい一時が過ごせるはずです。主な観光地や建物の紹介、写真も掲載してありますが、そのような情報は他のガイドブックを参照していただくほうがよいでしょうが、アンティーク・ショップのアクセサリーや人形、オブジェなどの紹介は本書の個性であり、特徴であると思いました。
女性にとってこれらの街は人気のある場所ですし、紹介されている内容も関心の高いものばかりでしょうから、ヨーロッパを好きな方、これから旅行を計画している方、小物に関心のある方、インテリアに興味のある方など幅広く愛される本だと思っています。解説よりも写真の分量のほうが多いのも好まれるでしょう。