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カッパドキア・ワイン―銘醸地ブルゴーニュ誕生秘話
 
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カッパドキア・ワイン―銘醸地ブルゴーニュ誕生秘話 [単行本]

薗田 嘉寛
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,100 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

極上のワインを求めて!フランス・ブルゴーニュから、隠れキリシタンが密かにワインを醸造する、トルコ・カッパドキア「月の谷間」へ―。十字軍時代のひと味ちがった聖杯探求物語。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

薗田 嘉寛
1960年生まれのジャーナリスト。群馬県桐生市出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 285ページ
  • 出版社: 彩流社 (2008/03)
  • ISBN-10: 477911330X
  • ISBN-13: 978-4779113307
  • 発売日: 2008/03
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.2 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 600,202位 (本のベストセラーを見る)
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6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By まり
形式:単行本
 ワイン好きの人が美酒を味わいながら読む本として、これほどふさわしい書物はないでしょう。日本ファンタジーノベル大賞の選考委員が「ワイン好きによる、ワイン好きのための、ワイン大好きファンタジー」と評しているのは、まさに至言といえます。それくらい、「ワイン愛」が込められた物語です。

 遊び心も一杯で、これがフランス人やイタリア人により書かれた本ではなく、日本で誕生したということが驚きです。ぜひ英語やフランス語に翻訳され、ワインの本場に逆上陸してもらいたいものです。

 十字軍の行動は日本人にはあまり馴染みがありませんが、この物語は聖地エルサレムに向かう十字軍遠征を縦糸に、主人公ロマネたちのワインの探索行を横糸に織られ、とても重厚な内容に仕上がっています。イスラム教徒に気づかれないよう、ギリシャ人たちの夜明け前の葡萄摘みや地下醸造所のワイン造りなどはとても興味深い場面でした。

 一方でオリエントの香りも高くて、スルタン宮での詩の朗読会、砂漠の隊商宿での食事風景、トルコ人村のにぎやかな結婚式など、スパイス香る場面も盛りだくさん。私はベリーダンスを披露する踊り子レツィーナの姿がとても印象に残りました。 

 本書はロマネやムルソーと一緒に楽しい旅ができる、まさに味わい深い小説です。この物語を読んで、私もコートダジュールやトルコを旅したくなりました。筆者には次はボルドー・ワイン誕生の秘密を解き明かしてほしいです。
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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 この物語の設定はちょっとやりすぎだ。ピノ・ノワールがトルコから来たなんて! あのロマネ、モンラッシェ、ムルソーが下っ端の騎士だなんて! ふざけた話ではないか。普通のワイン好きなら、必ずやそう思うことだろう。ところが、読み始めると徐々に「なるほど」と感じ始め、やがて「えっ」「なに」「そうだったのか」と驚きの連続となる。確かにエルミタージュの葡萄畑は十字軍の騎士が贖罪のため開墾したというし、シャルドネはシャンパーニュの記録によれば「十字軍がキプロスから持ち帰った」とある。それならボルドーのカベルネもブルゴーニュのピノも、聖地からもたらされたとしても、おかしくはない…。
 しかしである、なぜカッパドキアなのか。これは奇をてらいすぎていないか? この疑問にも著者は明確に答える。イエス磔刑後、ヨハネとともにアナトリアに逃れたマリアが安全な奇岩群地帯の奥深くに葡萄の苗を植えたのだと。聖母の葡萄はこうして隠れキリシタンによって守られ、天上の味覚を持つ銘酒へと醸される。美味なだけでなく、なんと病を治し、深い傷をも癒す酒として…。このアイデアはすごい。ストーリーも展開が速く飽きさせない。物語の全体的な雰囲気としては塩野七生風と言えようか。そして文体は『天使』の佐藤亜紀に似て、切れ味はするどい。
 そして最後には驚きの結末が待っている。ブルゴーニュの至宝、ロマネ・コンティ、ラ・ターシュ、リシュブールなどの誕生の秘密が明かされるのだ! 本書は『指輪物語』の重厚さと『ハリー・ポッター』の物語性を合わせ持ち、読者はたっぷりと歴史ファンタジーの世界に浸れるだろう。ただし上記2作品と違うのは、この本を読んでいると、しきりに美味いワインが飲みたくなってしまうこと! 自分は2本も空けてしまった。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
恐らく著者は旅行をしてトルコがとても好きだったのだろうなと思わざるえなかった。悪い国ではない。しかし複雑な歴史がある。約100年前にギリシャ系の住民を強制移住、虐殺した歴史がある。
今は99%ムスリムだ。
1200年頃はビザンチン末期、セルジュク朝が小アジアに侵攻していた頃に物語は設定されている。今はフランスワインがもてはやされているが、ワイン発祥はギリシャ、エーゲ海地方である。
カッパドキア地方は内陸であるけれどワインを隠れて作るには適した地でもあるだろう。そして土も適していそうでもある。
あくまでフィクションとして読むべきであり、史実はどうだったのかとても知りたくなった。
最近トルコでもワイナリーが作られている。カッパドキアにもワイナリーがあるようになった。味の方は単純でフランスワインのように複雑な美味しさとは言い難いけれど、いつか数千年昔からあったワインが復活するのかもしれない。
大変面白いのだけれど、所々今の地名や言葉になっているのが惜しい。一瞬現在と過去を話しが行き来するのかと感じてしまいました。なので星4つにしました。
久々に楽しいワクワクする小説に出会えました。ありがとう。
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