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最も参考になったカスタマーレビュー
11 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
理想が絶望だと知った時、新たな始まりの日となる,
By 丸太たぼ吉 (福岡市城南区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: カッシアの物語 (単行本)
誰もが思い描く理想の社会(ソサエティ)。結婚も職業も生きることも死ぬことさえも、全てが定められ迷いのない生活が守られている。度々自由の意味に翻弄されて現代を生きる我々にとっては、まさに夢のような世界である。カッシアの舞台は『苦しみの克服』という人類の最終目標を達成したかのような社会だった。 しかし、読み進めていくと私の脳内に警告音が鳴り始めた。それは次第に大きくなっていき、何かがおかしい!何かが違う!と、完璧な社会に反骨心を抱くことになった。 ページをめくる度に襲ってくるこの違和感は、まるで暗い森の中をひとりで彷徨っているかのようだ。 『安心』を盾にした得体のしれない恐怖とスリル。それでいてラブストーリーという身近なコミュニケーションを素材とし、少女カッシアと青年二人の恋は進んでいく。 迷いを断ち切り、悩みから解放されること。それこそ幸せの条件だと思い込んでいた私に、この本は警鐘を鳴らしてくれた。 少女カッシアは完璧な社会に立ち向かっていく。迷いながら、苦しみながら、希望も抱いて。 登場人物の言動や行動に無条件に心を打たれる。それは恋の成就を祈るという登場人物に移入した感情よりも、むしろカッシアのひとつひとつの『選択』に覚える感動の方が強い。正しいのかそうでないのかは分からないが、少なくともカッシアは絶望的な恋の過程で自らの意志を持った。 あらゆる世代の悩みある方々に読んでいただきたい勇気の一冊、3部作ということで続きが私にどのようなメッセージをくれるのか、今から楽しみでならない。
7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
ドキドキしつつ、じれったい,
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レビュー対象商品: カッシアの物語 (単行本)
SFファンタジー路線が好きなので、ぜんぜん知らない作家だったけれど読んでみた。最初は『トワイライト』の二番煎じかなあ、と思いながら読み始めたが、ぜんぜん違う内容だった。主人公のカッシアが、婚約者ではない少年に惹かれていく過程が、すごく繊細でリアル。読んでいてドキドキ感が高まるのに、なかなか恋が進展しないので、じれったくなる。 話の中に挿入されているディラン・トマスの詩も、効果的に感じた。第二巻を早く読んでみたい。
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
静かに深く読み込んでいける本,
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レビュー対象商品: カッシアの物語 (単行本)
ディストピアンラブストーリーなんて言葉でくくってしまうにはもったいない作品。読み進めていくうちに森の中に入っていくような(実際に森が出てきますが)、静かで深い作品です。 カッシアと二人の青年の恋模様ももちろんきになりますが、物語の要となる詩や哲学めいた言葉にも惹かれます。 まだ第一部ということなので、二部、三部がどのように展開していくのか今から楽しみです。
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5つ星のうち 5.0
緑の章
物語に登場する三種類の「錠剤」の一つの様な、綺麗な緑の本です。 三部構成だそうで夏にこの2巻が出版予定みたいです。... 続きを読む
投稿日: 1か月前 投稿者: チャム猫
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