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本書で記述される内容は地味なのでまず映画化などされないとは思いますが、輝かしい失敗とも表される「アポロ13号」事故でのNASAの業績と並ぶほどの素晴らしさがあるのではないかと、そして現在のようにネットが普及した時代にあってはなおのこと再評価すべきであろうと評者は考えます、
物語の発端は料金計算が「75セント」合わないという些細なこと、この「金額が合わないこと」をきちんと説明する姿勢こそが"Accountability"説明責任の語源であり、現在、実に多くの日本人が「説明責任」をおかしな意味で使用していることになります、
ここから始まる大追跡劇は多少のコンピュータ知識のあるものにはアームチェア・デティクティブそのままの面白さ、肝心な個所では著者自身がかなり肉体も酷使するのもアポロ13号事故と同じです、
コンピュータはドッグイヤーとは言っても、本書の時代、80年代後半UNIX全盛時代からまだ15年ほどしか経過していないことが不思議なほど、
何事かが爆発的に普及し始めることの予兆を感じさせる時代のわくわくするような雰囲気を味わいたい方にもお奨めの本、そして、いかにもカリフォルニア・西海岸といったライフ・スタイルが覗ける著者の文章もなかなか楽しいものです、
この本が書かれたのはまだ一般の人にパソコンが普及する前のことで、セキュリティー管理にもみんな関心があまりなかったようです。今、パソコンをよく知らないままに使っている人も多いと思いますが、問題点を知るためにも良い本です。
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