精度の高い水晶(精度では表せない程)のような澄んだ歌声
、そして昔懐かしい童謡をメインとした曲の数々...しかし、
決して古臭いイメージはなく、「洋」の要素を取り入れて
いるからか、全く新しい感覚だ。新と古が一体となって、全く違
う次元を作り出す、それがこの作品にはある。
ジャケットは今流行りの紙ジャケット仕様でアナログ盤を彷
彿とした構成。表紙もテーマにマッチしている。収録時間は
40分程度だが、作品内容を考えれば妥当である。
私はこの方のアルバムは初めて購入したが、いきなりこの不
思議な感覚に引き込まれ、聴き入ってしまった。楽曲はもち
ろん、このどこまでも澄んだ歌声が素晴らしい。多重録音を
使用しており、それがより繊細で深い世界に一役かっている。
残響をあまりかけず、必要最低限にしている。声は太くなら
ず、繊細で細い特長を出している。楽曲との一体感も良い。
録音に関しても十分に配慮されており、高品位システムでの
再生を推奨したい。私は初め、CD再生機器の銘器といわれ
る「エソテリック P−0S」にて聴いたが、圧倒的なリア
リティと幻想的な世界観がそこにあり、感動したのを覚えて
いる。
是非、オーディオシステムのコレクションに本作を加えてみ
てはいかがだろう。
なお、トラック8から10はメドレー形式のため、MDに記
録する際に曲番は付かない。また、デジタルプレーヤー等で
は機種によっては曲頭で音が一瞬途切れることがあることを
留意したい。