とにかく上條のお人好しさがとても温かくて、ついつい口元がゆるんでしまい、どんどん気持ちがほぐれていきました。
読者の私でさえもそうなのですから、2年前から心にぽっかりと穴が開いて、隙間風が吹き通っている桐生ならなおさら、癒された事でしょうね。
上條は、ヤクザにも物怖じせずマイペースな性格と笑顔で、どんどん桐生の心とテリトリーの中に入り込んできてしまいます。
(その手に「花」や「ハーブ」というセラピー的なものを抱えていれば、それはもう鬼に金棒です。)
ぽっかり開いていた心の穴が、上條によってどんどん塞がっていくのが、桐生の微笑みの回数と、耳たぶを染める回数でよ〜く分かりましたよ(笑)
桐生も、ヤクザのくせにツンツンしきれない可愛い性格で・・・。
基本優しい人ですから上條を拒み切れない。
そして、上條によって、いつしか忘れていた人との関わりの心地よさを思い出し、どんどん人らしくなっていきます。
もう、ベタ惚れな上條のワンコ的な行動と、(照れて)きつい言葉を口にしながらも決して嫌がっていない桐生とのやり取りが、甘くて良かったです。
上條に癒されたのは、桐生他組員一同と・・・私かな?
「緑の手」を持つ桐生が入れる、美味しいハーブティーが一度飲んでみたいものです。
甘い話、ドロドロしてないヤクザ物(人情系)、ワンコ攻め、温か系のお話がお好きな方は、ぜひどうぞ。