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カストロ、銅像なき権力者
 
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カストロ、銅像なき権力者 [単行本]

戸井 十月
5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (15件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

二〇世紀を生き抜き、今も存在感を発し続けているただ一人の権力者、カストロ。なぜこの男だけは、40年以上も権力腐敗からまぬがれているのか。

内容(「MARC」データベースより)

なぜ権力者は自らの銅像を許さないのか。20世紀を生き抜き、今も存在感を発しつづけているキューバの最高責任者カストロの意外な実像と、理想の国を目指し、いまだ革命が続く「知られざる国家」の今を描く。

登録情報

  • 単行本: 253ページ
  • 出版社: 新潮社 (2003/06)
  • ISBN-10: 4104031038
  • ISBN-13: 978-4104031030
  • 発売日: 2003/06
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.8 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (15件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 373,459位 (本のベストセラーを見る)
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10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By miyajee
形式:単行本
著者の名前、十月(じゅうがつ)というのはペンネームだと思ったのだが、共産党員であり、「死ぬまでマルクス・レーニン主義者だった」父親が1917年の10月革命にちなんでつけた名前だそうだ。そんなことを聞くと、その昔の北朝鮮やソ連万歳記と対して変わらない内容かとも思ったのだが、読み進めるうちに(そういう傾向は多分にあるものの)、必ずしもそうでもないかという気になった。

文明化を擁護する時によく使われる言葉として「文明化を否定するのなら途上国の立場はどうなる。貧しい国は満足な医療も受けられずに死んでいく人々がいるのだ」というのあがある。(私もそうだ)
だが、医療先進国キューバにおいてはそんな科白はあたらないようだ。

なるほど、ウェイターの態度は悪く、飯はまずいら!しいがここで描かれるキューバの人々はとにかく明るい!人々は幸せらしい。
治安もよいし、若い女の子が実に気軽にヒッチハイクしている姿も描かれるし、女性といえばキューバにおける女性進出はめざましいらしい。技術者の65%、医学生の3分の2は女性なのだそうだ。

そうそう、戸井は、その土地の良し悪しを判断する規範として野良犬が幸せそうかどうかというのを持っているという。キューバの野良犬は幸せそうだったそうだ。(確かに野犬というのは普通食われたり捕獲されたりひき殺されたりするものだ)

本書で描かれるキューバの姿を見てこそ、初めて「ふむ、貧しくとも心が豊かならそれでもいいか」というありきたりな科白も生きてこようというもの。
著者は「キューバは旅するに値する国である」と?うが、一度は行ってみたいと思った。

だとすると本書のデキは悪くないということなのだろう。

このレビューは参考になりましたか?
8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
なかなか 2005/6/17
By カスタマー
形式:単行本|Amazonが確認した購入
~この本を手にした動機はギターだった。
 レイ・ゲーラ、レオ・ブローウェルを筆頭にクラシックギターで現在世界最高の作曲家、演奏家がこの国にいる!また、ハバナ国際ギターコンクールは世界最高レベルのコンクールで、世界のトップクラスのギタリストがこぞって集結する。
 一方では独裁国家、人権抑圧、アメリカによる経済封鎖などよくない情報もよく~~耳にする。果たしてこの国は本当にヤバイ国なのか。キューバと言えば全共闘世代には青春時代に胸に抱いた「ボクたちの理想の国」かもしれないが、それから20年以上年下の私にはそんな感慨はなく、私にとってのハバナは「現代の音楽の都」である。
 筆者は私の一つ上の世代なので、やはり国家像に関しては過剰に美化する傾向がある(評価マイナス1点)が、最終的~~に「読者にキューバの事を好きにさせる」という目的はまんまと達成したようだ。この本を読んでキューバのことをもっと知りたくなった。できれば一度訪ねてみたいと思う。
 筆者がカストロの独裁を弁護する根拠としている点は国会にあたる立法機関が革命評議会に対して拒否権を持っている事であるが、政権与党が国会を押さえている以上事実上は有効でないの~~ではないか。ただし、ポスト・カストロをにらんだ権力分散の布石ともとれる。通常こうした動きは北朝鮮などでは独裁者の健康問題や後継者争いと絡めて報道されるが、キューバに関してそういった報道が無いのは、キューバを独裁・専制国家であると決めつけたい某国の思惑か。ただ、カストロが国家運営を一生懸命楽しんでいる雰囲気は何となく伝わってきた。~
このレビューは参考になりましたか?
7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
最後の楽園 2004/4/29
形式:単行本
「なぜカストロだけは40年以上も権力腐敗からまぬがれているのか?」

ひとりのジャーナリストがキューバとその指導者カストロにひかれ、当地で様々な体験をしながら対面を実現するまでのノンフィクション。

アメリカを通した情報しかわからない私達には時代遅れ、ならず者国家の独裁者にすぎないが実際のカストロは清廉な政治家であり、寝食を忘れ政務に励み、国中を遊説するタフマン。

決して豊かではない、貧しいかもしれない、けれど誰もが平等で医療や教育を無料で保証され、持ち前のラテン気質で楽観的に暮らしている楽園キューバ。あたかも、高度成長を遂げた結果が不平等で矛盾に満ちた社会の到来であった日本のアンチテーゼかもしれない。

著者は時には過度にカストロを礼賛しているが、(「十月」という名前からすると社会主義自体にシンパシーを持つ人間かもしれない)共感せざるを得ないところも多いのが事実で、キューバ入門にはうってつけの本だと思う。

このレビューは参考になりましたか?
最近のカスタマーレビュー
権力者ってのは孤独なもんだ
これ読んでゲバラよりカストロのほうが好きになりました。

死んで伝説になるよりも
生きて耐え抜いてきた... 続きを読む
投稿日: 2010/3/30 投稿者: ライアン
追っかけるべきは・・・
こういう本を読んで自分が感動しているということは、結局本に癒しを求めているということになるのではないかと不安になる。そう、評者は本書を読んで感動したのである。さす... 続きを読む
投稿日: 2009/7/23 投稿者: 野火止林太郎
キューバに行こうとしている人におすすめしたい
カストロ、キューバに対する著者の入れ込みが強すぎるきらいはあるものの、読み物としては非常に楽しめました。... 続きを読む
投稿日: 2008/10/13 投稿者: しんいち :D のむら
レイセスター・コルトマン著をお勧めします
商品説明を読み、カストロの軌跡を追ったノンフィクションかと

思い購入しましたが、内容は著者の戸井氏のキューバ旅行記でした。... 続きを読む
投稿日: 2006/5/10 投稿者: joshi
この作者はただのカストロ議長の追っかけです
日本の左翼系知識人の悪い所だが、共産主義政権の良い部分しかクローズアップしない。十月という名前からしてどういう教育を受けたか一目両全だが、共産主義に虐げられている... 続きを読む
投稿日: 2006/5/8 投稿者: ルーはー
残念
この本は、戸井氏がカストロ議長と会食している部分が非常に興味深く、また価値があると思いましたが、それ以外のところはあまり興味深い記述がありませんでした。... 続きを読む
投稿日: 2005/6/1 投稿者: buenafe2005
とても無邪気な作品。
この本は、戸井氏がカストロ議長と会食している部分が非常に興味深く、また価値があると思いましたが、それ以外のところはあまり興味深い記述がありませんでした。続きを読む
投稿日: 2005/5/28 投稿者: buenafe2005
参考になりました
 本書は大まかに2部構成ととらえることが出来る。 前半はカストロを追い求めながらハバナ市内・キューバ国内を巡る旅行記。... 続きを読む
投稿日: 2004/5/28 投稿者: "学級委員"
ぜひ読んで欲しい
先日ハバナへ行ってきたのですが、実はこの本は帰国してから読みました。メーデーだったのでカストロ議長の演説が広場で行われましたが、言葉も困難な上に、ろくな知識もない... 続きを読む
投稿日: 2004/5/15 投稿者: daisy
カストロ、そして戸井十月へのオマージュ
 カストロははたして本物の国家指導者なのか?... 続きを読む
投稿日: 2003/11/18 投稿者: 飯田秀夫
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